もじおこ

備忘録 文字起こしときどきニュアンス 耳が悪くてごめんなさい

2021/10/31シゲ部(加藤シゲアキアルゴリズムプレイリスト・人生の一冊)

★リスナーメール(新曲・小集会楽しみです)

曲に関しては11月17日にリリースという形ですでにお知らせしております。細かいところとかもね、カップリングとかも収録も終わりまして、どれも楽しい楽曲になっております。

カップリング曲聴いといてくれたほうがいいんじゃないかな、小集会って感じ(笑)生でやる予定でございます。クリスマスなんでね、その付近でやろうと今ちょっとそんな感じですけど。具体的に日程わかりました。ただオンラインイベントと思ってもらって構わないです。大集会って言わないのは別にスケールが小さいってわけではなく、まぁ今回は特典っていう形も含めてね、小集会だったりしますし、いろんな意味を込めて小集会となっております。すごく充実した内容になるんじゃないかなと。これに関しては僕からもプレゼンさせてもらったものもありますし。その小集会が何でやろうってなったのかとか含めると、メイキングに入っていたりします。それは「Reborn」に入っていたりしますし、「未来へ」のMVもとても新しいNEWSが収録されていますし、そちらのメイキングも普段見れない姿、映ってるんじゃないかなと思います。ぜひぜひ楽しんで頂けたらなと思います。3つ買って小集会見る意味があるんじゃないかなと思います。

 

★「未来へ」

 

★音楽部 HONNE「BACK ON TOP (feat.Griff)」

最近気になってたアーティストがいたんですよ。それっていうのが聞く前に気になってたというのは、雑誌の記事で見て、各国のいろんなアーティストなんかが載ってるページがあってね。それでちょっと見て、気になるなってメモってたアーティストがいっぱいいたんですけど、その中でUK代表はGriffってアーティストだったんですけど、気になるなぁと思ってたんですけど、まだ聴けてなかったんですよ。そしたらうちの優秀なプレイリストがね、すごいよ?だってメモったっていうか写真に収めたの、そこだけ名前覚えるために。なのでそれだけなのに、怖いよね。偶然なんだろうけどね。Griffの曲をね、”加藤シゲアキアルゴリズムプレイリスト”でお知らせしてきましてね。いい曲だなぁってパッと見たらGriffじゃん!みたいな。えっこわ!みたいな、逆に。そんなアーティストでございます。

でも今日紹介するのはGriffはあくまでfeaturingのほうだったんですけど、そのHONNEってアーティストとGriffでの2人での楽曲でございます。HONNEっていうのはUKの新星ポップアーティストですかね、エレクトロデュオかね。HONNEっていうのはまさに日本の”本音”から取ってるらしいですよ。まぁそれだけじゃないんだろうけど、日本が好きなんですね。自身のレーベル、タテマエレコーディングっていうのがあるらしいですね。タテマエ、日本の”建前”から取ってるくらい日本がお好きなんですね。

(以下、プロフィール 略)

 

★リスナーメール(執筆中はBGM掛けますか?)

これね、僕もね、わかる。でも日本語書いてるからね、日本語入ってくると、いい曲だなと思うと切れちゃう、気持ちが。だから聴いても日本語じゃないもののほうが多いですし、基本はやっぱインストですね。だからジャズが多いんだけど、クラシックだと壮大すぎるんだよね(笑)ジャズが多いんだけど、ジャズだとダウンナーになりすぎちゃうってときもあったりするんですけど。

最近はYoutubeとかであるんだよ、24時間生配信でローハイヒップホップとか。それはボーカル入ってることもあるんだけど、そういうずっとラジオみたいに流してるのがあって。それとかを聴いてる、そのときの気分で。やっぱり俺ビルエヴァンスが好きなんだけど。激しいのもあるよね。そうそう、そういうのが。結局、ビルエヴァンス聴いてんないつも、って思うけど。いいですね。

 

★リスナーメール(最近観たアニメや映画はありますか?)

あの、『オッドタクシー』最高ですよね、ここで言ってないか。『オッドタクシー』僕もすぐ観て。結構前か。まさに同じ気持ち。あのときにどなたかのウェブの記事なんかで読んだんですけど”かいけつゾロリの仮面を被った宮部みゆき”って話って見て。記事を読んだんですね。『オッドタクシー』についての形容として。宮部みゆきっていう部分にちょっと引っ掛かりましてね。アニメでしかもあのアニマルなキュートなタッチで、宮部みゆき?みたいな。って思って観たらまぁ言い得て妙だなと。本当にね『オッドタクシー』については、何にも言えない。何にも、ゼロで観たほうがいい。楽しめると思う。『オッドタクシー』は最高ですね。本当めちゃくちゃいいですね。最近観たアニメだと『オッドタクシー』が一番、あとまわりにすすめた数も多い気がするなぁ。

 

★リスナーメール(自分のバイブルといえる本や映画に出合えない)(最近何か読まれた本はありますか?)

そうですね(笑)こればっかりは運もあるよね。その、人生を変えるような出会いっていうさ。正直僕もだって二十歳くらいだった、”やばい、これ俺の人生の一冊になっちゃう”っていうものにであえたんだけど、それまで結構読んでたけどなかったし、今でもさ、そういう体験をしたいと思ってるから、これだけ本も読んでるし。時々すごいぐっとくるものに出合えるし。そこまで世界観が変わらなくても素晴らしいものたくさんあるけどね。(リスナーさん)がどういうものが好きか、これはちょっとわからない。こればっかりは俺ガチャだと思うんだよ、本当に。

でも、いろんなもの広げて読んでいったほうがいいよね、チャンスは。僕のときさ、高校生直木賞のときのエッセイ・寄稿でも書いたけど、すごい小説がブームだったんだよね。2000年代って今思えば。『ハリーポッター』とかさ、『ダヴィンチコード』ってものがあってさ。日本では”セカチュー”があってさ。芥川賞W最年少受賞の金原さんと綿矢りささんっていうカリスマがいてさ。わーっと若い世代に対してガーっといった小説ってものが盛り上がった時期だったんだよね。そのあとももちろん、又吉さんとかの部分もあるとは思うんですけど、あのときほどそういうものがバンバン乱発してたっていう。もちろんそのほかにもたくさんあったしね。っていう部分で言うと、僕当時高校生のときに対しては、高校生で本読まない人たちもそれぞれ読んでる時代ではあったよね。だってそういう『蹴りたい背中』と『ダヴィンチコード』なんて真逆みたいなさ。いろんなものを読んで、それも楽しかったけどさ、僕もそのときまだ人生を変える一冊はないな、なんて。まわりはさ、村上春樹さんで人生変わってきてる、みたいな人もいるし、太宰治で、とかさ。

でも本の楽しさは知ってるけど人生が変わったってことはなかったけど、俺はやっぱね、言ってもこう『キャッチャ―インザライ』、『ライ麦畑でつかまえて』、なわけですよ。サリンジャーなんですよ、どこまでいっても。で、それ最近頂いたんですけどサリンジャー関連の本は僕、知ってる編集の方も多いからくれるんですよ、結構早めに。で、まだ読み切れてないんですけど、というか読むために今準備してたんですけど、『謎解きサリンジャー』っていう本が出て。自殺したのは誰なのかってことでカンのいい人はわかるんですけど。サリンジャー『キャッチインザライ』とかも有名ですけど『グラース家』っていうシリーズもあるんです。シリーズというか、よく出てくる『グラース家』ってものがあって。『ナイン・ストーリーズ』とか、有名なのだと『フラニーとゾーイー』っていう小説もある。『フラニーとゾーイ―』っていうのはグラース家の2人なんだけど。天才、神童たちの話っていうのかな。ちょっと説明するのあれですけど、そのグラース家の一番最初のスタートになった話っていうのが『ナイン・ストーリーズ』っていう短編集の中に入ってる『バナナフィッシュにうってつけの日』。『バナナフィッシュにうってつけの日』っていう訳でいいのかな。僕、最近柴田さん訳で読んだんで、それは『バナナフィッシュ日和』っていうタイトルだったんですけど。もちろん、昔サリンジャーにハマってるときに全部読んでますけど、改めて『謎解きサリンジャー』っていうのは、言ってるからいいと思うんだけど、『バナナフィッシュ日和』っていうのは最終的に、なんていうんだろうな、短い短編なんですが、原題は『A Perfect Day for Bananafish』っていうね。シーモア・グラースというグラース家の長男についての話っていうか。前半と後半で話の語り手が変わるんだけど。そのシーモア・グラースっていうのが海辺で女の子と喋ってて、海の中でちょっとキャッキャ言いながら”バナナのたくさん入ってる穴の中に入っていくバナナフィッシュっていうのがいて、そのバナナフィッシュっていうのは穴の中でたくさんバナナを食べてすごく太るの、78本もバナナを食べるバナナフィッシュだってさ!でも食べちゃって出れなくなっちゃうんだよ”っていうウィットにとんだ話があって、シーモアがホテルに帰ってきて、奥さんが寝てる横で右のこめかみを打ち抜いて終わるんですよ、自殺して終わるっていう。”シゲそういう話好きじゃん?”って感じになるかもしれないけど(笑)まぁやっぱり世界的名作ですからね、『バナナフィッシュにうってつけの日』。それこそ『バナナフィッシュ』って漫画もここから来てますしね。そっちは好きって人たくさんいると思うんだけど。読んだことないって人はね。

この『バナナフィッシュにうってつけの日』の最後のシーモアはさ、自殺するのを本当に自殺だったのかみたいな話を、竹内さんという方と朴さんという方二人が書いた新潮選書から出た『謎解きサリンジャー』という本があって。”この本すごいんで、面白いんで”って言われてめっちゃ気になるから逆に、だいぶ読んでから経ってるので読み直してから読もうと思って読んでます、今。『謎解きサリンジャー』を読むために『ナイン・ストーリーズ』からサリンジャーを読み直してるんだけど。やっぱりサリンジャーが面白すぎて、俺本当に好きなんだなって思った、サリンジャーサリンジャーが好きすぎるっていう、なんで好きなのかも説明できないんだけど、やっぱりサリンジャー最高、バナナフィッシュ、”A Perfect Day for Bananafish”やばいんですよね。どれも短編集最高だし。だからそう思うと『キャッチャー・イン・ザ・ライ』読みなおしてぇな~とか思って。なかなか『謎解きサリンジャー』にいけないんだけど。でもこれも読みつつ同時進行で読んでいこうかなと思うぐらい。

僕の場合はね、あくまで運よくサリンジャーっていうのがまぁ俺の小説じゃん!って(笑)『キャッチャーインザライ』でね。世界で6500万部売れてるって言われてるから6500万人くらいが”俺じゃん!”って思ってるんだろうけど(笑)まぁそういうのは読んでいかないと出会えないからたくさん本読んでください。

 

※5分短縮のため最後のリクエスト曲はなし。