もじおこ

備忘録 文字起こしときどきニュアンス 耳が悪くてごめんなさい

2022/4/10シゲ部(『粛々と運針』)

いろいろとね、お知らせごともございますが。まずは『粛々と運針』本日公演終了!4月10日。はい、そうです。そうですとか言って(笑)。そうであってくれパターンですけどね、これは。その頃の今の君はもう終わっているかい?(笑)こちらは、東京は終わったよっていう感じですかね。無事終わっていることを願うばかりですけどね。

そんなわけで舞台も話ももうネタバレ気にせず話していきたいと思うんですが、嬉しいお知らせを先に読んでおくべきか。

★部員メール(新曲「LOSER」タイアップおめでとうございます)

そうですね、本当に。増田さん撮影頑張って…あっ明日からドラマも放送ということで、ぜひみんな観ようぜ~みたいなね。そしてその中で楽曲初披露ということになるのではないかな?そうだよね。ドラマ内が最初のサビはね。いやでも期待を裏切らないというか、NEWSらしい楽曲になってますしね。いやさすがに思ったよ、一瞬、ほんとにNEWSって負け犬みたいなばっかだなって(笑)。たまには全力で1番走ってる曲だっていいんだよみたいな気持ちは。「Winner」でもいいんだぜって思ったんだけど(笑)。いいんだぜ!みたいに思ったりしたんですけど。まぁでもやっぱり気持ちこもって歌うよね(笑)。気持ち入るよね。いかんせん感情移入できちゃうっていう。わかるな、みたいな。まぁそのつくってるプロデューサーもわかってるわけですしね。チームみんなわかってるわけですから。もちろんドラマのテーマということもありますがNEWSにも重なる部分はありますし、つまりは多くの方に重なる、共感できる楽曲になってるんじゃないかなと思いますね。詳しいことはまたまた決まり次第随時お知らせできたらなと思いますが。楽しみにしていてほしいなと思います。

 

さぁそして『粛々と運針』もメールがたくさん来ておりまして。どうしましょうね。

★部員メール(『粛々と運針』衣装の小話)

どうでしょうね?そうなんだと思います。というのもね、僕はほぼほぼね、衣装とかも言わないんです。自分がちゃんと求められた場合は言うけれど、もう基本的には自分なんてただの人形だと思ってるからさ。役のお芝居の時は。あんまり正直、自分がどう見せたいとかどう見えるとかあんまり思わずに。まぁそういう場合もあるんだけどね。

特に今回、ひびのさんというね、美術検証をやってくださったひびのこづえさんはもう本当にすごく独創的な世界をもってる方で有名でございますし、観て頂いた方はわかると思いますけど。なかなかね、普通の台本を読んだらこういうふうにはしないと思うところを本当に面白い角度でつくっていく。まぁ実際すべてがそうですよね、ウォーリーさんの演出もしかり。今もともとやってた『粛々と運針』のiakuの公演ですね、とかも動画で上がってたりして。ちょっと観たりしたんですけど、やっぱりそうだったなと思う。僕も最初そういう台本読んだとき、そう書かれているからそういうキャラクターになるしそういう世界観になるだろうなって。それを本当により広げていく、しかもそれぞれ自由にストレッチさせていくような舞台だったので、なかなか自分の想像を超えていくことが大事だから、あんまり正直ね衣装のこととか聞かれても、”ひびのさんに言われたんで”みたいなね(笑)。

それでもいろいろと、テーマとかね、きょうだいとの連なりとかいろんなところ考えていたりとか。僕かつらだったんですけど、あんまり気づかれなかったですけどね。付け毛か。かつらっていうより、後ろとか付けてちょっと長くのばしたりとかしてたんですけど。本当は髪の毛もなんか別に茶色くなっちゃったんだけど別に染めたわけでも何でもなく、パーマかけたら抜けちゃったんだよね。やっぱブリーチすると抜けるね(笑)。そうそう。別の仕事とかちょっと言えたらいいんですけど、ていうかいつか言えるんですけどいろんなことを稽古中は同時進行でやったりしていて。その感じもね、あったんですけど。まぁそのまま続行、みたいな。どっちかっていうとそのパーマかけたりっていうのは一役というよりは別の仕事用でちょっとつくってたところがあったんですけど。もう、ほぼほぼそれでいけるぜみたいな。

僕特に何も言われなかったんだよね、ウォーリーさんから。まぁかつらと帽子とか。最初から衣装の図面があったんですよ。なんでそのままそうなるんだな、みたいな。帽子あるんだ、とか。まぁもうそういうのはなんていうんですか、着せ替え人形的なね、あるもので多少お芝居の中でどうとかいうことはあったりするけど、まぁ別にほとんどなくて。おもしろいよねと思った。おもしろい衣装を、ひびのさんすごいなぁと。またぜひご一緒したいと思います。本当にすごいです。それでいてひびのさん自身がとても遠慮気味な方というか、あんな独創的な世界やってても、”いやいや、いやいや”みたいな。もういやいや、大先生って感じではあるんですけど全然そんなことなく、すごく等身大でお話してくださるし。『タイプライターズ』観てくれてるみたいで(笑)。そんな話もしたりとか。

本当に面白い公演でしたね。よく本当にこのチームが揃ったなというかいろんな意味でも奇跡的な舞台だったと思うんですけど。ちょっとそんな話は後半にしていきましょう。

 

★リクエスト曲「日はまた昇る

 

★音楽部 Laura day romance「wake up call | 待つ夜、巡る朝」

おもしろいアーティストさん見つけたんのでまたかけたいなと思いました。Laura day romanceというアーティストです。今回2枚目のアルバムを出したんですね、多分ね。そのタイミングので僕は偶然観たんですが、3月16日にセカンドフルアルバム『roman candles|憧憬蝋燭』なんか今回この英題と邦題みたいなのがついてる組み合わせなので、どうやって読むのかね、あれなんですけど。4人組のフォーピースバンドでございまして、お一方女性であるわけでございます、フォーピースバンドで。男女ツインボーカルバンドですね、2017年結成でございます。もうずいぶん前からきっと話題だったんでしょうね。僕ちょっとね、前作のアルバムが相当話題だったらしいんですけど、今回そのセカンドアルバム『roman candles』のタイミングで聴いて、これはすごいいいなぁと思ったので今日かけたいと思いました。事前に今日、リリースされていた曲「wake up call | 待つ夜、巡る朝」という曲なんですけど。早稲田なんですかね、早稲田大学なのかそういう記事があったんですけどね、そこでであった方々みたいですけど。本当におもしろい、懐かしさ、今っぽさと懐かしさが同時に混在するような。コーラスの積み方がものすごくどこか懐かしくもあるような。まぁ本人も前の時のインタビューなどいくつか読んだんですが、シュガー・ベイブなど挙げてたりとか。まぁビーチボーイズとか。そういった懐かしいロックのコーラスの積み方みたいなものとかが”っぽかったり”しますし。それでありこの浮遊感みたいなものはとても気持ちよくてですね、すごく。はい、好きですね。すごく、いいです。ぜひぜひ聴いてください。

 

今週来週、『粛々と運針』の話になるんじゃないかな~と思うんですけど、この話をしないつもりではいたんですけど、ご本人からメールが届きましてご本人からメール頂いたということなら、まぁちょっと読んでもいいかなと。まぁちょっと伝えておこうかなと思いましてですね。

実はX月XX日の東京公演のX公演ですね、XXXの公演で途中でお客様が体調を崩されて中断するっていうことがあって。でまぁ特別なかたちでの上演となったんですけど。その方から、倒れた方がいらっしゃってですね、その方から直接メールを頂きました。

★部員メール(公演中に倒れられたご本人から)

一緒にいた女性の方、お友達の方からもメールを頂きましてですね。すごく皆様、ご協力くださった皆様にすごく感謝の思いを伝えたいという方から丁寧にメールをくださいましてですね。SNSでも発信されたのか、皆様温かいことばをかけてくれたことにも感謝のメールが届いております。

しょうがないっていうかね、別に全然気にしなくてよくてですね。まぁ正直なところ戸惑ったのは事実で、僕らもそういうことは想定していなかったのはこっちのまだまだ事前準備不足というかね。地震なんかがあったときの対策ってものは常にマニュアルがって、みんなどうするかってこともあるんですけど、今回もね。今回も同じようなかたちで制作の方が止めに入ってくれるということで。正直なところ明らかに客席がざわざわしてて、演者のほうもこれは続けるべきか皆悩みながらやっていたんですけど。僕らが急に止めることでいいのかと、僕は本当は止めたほうがいいのかなと思いつつも、命よりも大事なものなんてないですからね。どうしようかっていうタイミングで制作の方、スタッフの方が公演は一度中止というアナウンスをして頂いて。まぁちょっと途中、終盤だったんですけどね、一度皆で袖にはけてどうするかと。きっとご本人も気が気じゃないでしょうし、お友達もそうでしょうし、一緒に会場の方も緊張状態みたいなふうになった方もいたのかなと思いますし。キャストのほうとかもちょっとソワソワしてたので。どうしようかなと。

僕自身もあんまり、いろんな経験をしてきたから割とこういうのには冷静に対処できるかなと思ったんですけど、僕自身もなかなかどうしたほうがいいかとか、イレギュラーな事態だったので。どこから再開、どれくらいで再開するかとか、どこで再開するか、どんなふうに再開するかっていうところは演出家が不在だったので、こっちでやっちゃおうという話になるしかないですね(笑)。なので割と僕が発信して、一応座長っていう立場なので。ちょっとのりしろっていうかさ、芝居中断する前のシーンくらいからもっかいちょっとさらってもらわないといけないだろうとかいうかたちで、ここらへんからきっと、声がしたのこの辺だったかもねみたいな。お客さんが集中できなくなったのこの辺かもね、とか言いつつ、ちょっとその場で皆で急ピッチで再開した状態だったんですけど。

まぁ正直ね、難しいところもあるわけじゃないですか。仕方がないことの中でもどういうふうにお客様にこの中で届けるかっていうね。もちろん、いつも同じお金払って全員来ていただいてるわけですから、お客様にはどう届けるか、僕らとしてもどうするべきかと。特別なかたちになったのならかたちになったでどう届けるかってところを皆模索しながらも、まぁ正直正解なんかないから一生懸命やるか、というかたちで皆本当に頑張って集中しつつも、どうしても内容自体も少しやっぱり生と死を扱う物語だったのですごく複雑なお客様もいたでしょうしって思いつつも、とにかくやりとげて。正直僕としてはこれでよかったのかななんて思いつつ、その公演を終えたんですけど。

そのあとの拍手を、お客様から頂いてすごく大きな拍手を頂いて。ちょっと皆どっかで泣きそうなくらい、ちょっと気持ちがぐっと熱くなるというかね。本当に温かいお客様で本当にありがたいなと思いましたね。僕らも一生懸命やることしかできないしなと思いつつもね。これでよかったのかななんて思いながら僕は最後袖にはけたときに、まぁできることやったよなとか、キャストのケアのこととか、この後何か言うべきかとかそんなことばっか考えてたんですけど。本当にお客様の温かい拍手には本当に救われましたね。本当に地方から来られてるお客様もいたと思うので、新幹線であったりとか電車とかその後の都合がきっと変わってしまったこともあったし、僕たちがすぐ対応できずに再開できなかったのはこちらの責任ではあるので。申し訳ないところも絶対あるんですけど。本当に温かい公演で、終わったあと皆なんかすごい口を揃えて、お客様にはありがたいと。いい経験になったと、役者としてもいい経験になったということを口々に言っていたりとかしつつね。

その日の夜帰って寝るときに、いろいろ思うわけですよね、これでよかったのかななんて反省しつつも一番思ったのは、倒れられた方があまり遠慮してもう舞台行きたくない、迷惑かけるからってもし思ってしまったなら嫌だと思ったんですよ。やっぱり演劇僕自身も好きですし、携わった者としては愛してほしいなと思って。まぁこれはどんなことがあってもこちらはやり続けるので、いい作品にするという気概は常にもっているので。その方がもう、私が迷惑だから舞台にはなるべく行かないようにしたいとか、NEWSのライブも、NEWSのファンの方であるならそういうことも思わず遠慮なくこれからもどうぞ遊びに来てほしいなということだけはすごい思って僕その日寝たんですよ。なのでこういうふうに丁寧にメールくださってそういう思いでいてほしいなと僕から思うこととか伝えられることはそれだけですね。

あまり皆さん自分で遠慮なさらずにこれからもどんどん、もちろん感染対策続けながらもね、もし余裕があればね、来たいという思いがもしあるのであればあまりこちらのことを気にせずチケットを取ってみたり、公演に足を運んだりしてほしいなと。僕が演劇界や公演界を代表して言うのも変ですけどそう思ったと思うし。それを否定するような関係者はいないだろうと思いました。すごく実感を伴って思っております。なのでこれからも遊びに来てほしいなと思いますし、まさにそれに伴ってご協力いただいて。看護師の方がその場にいらっしゃったみたいでバーっと駆けつけて対応してくださったみたいで。本当にそういうことも含めてありがたい空間だったと思いますので、この場を借りて感謝を伝えたいと思います。