もじおこ

備忘録 文字起こしときどきニュアンス 耳が悪くてごめんなさい

2022/4/24シゲ部(前野さんとHIP-HOP談義・チュベ文庫化)

4月最後の放送です。まずは「LOSER」の感想来ております。

★部員メール(「LOSER」フル)

僕はちょっとまだ、そうなんです、タイミングが合わず『吉祥寺ルーザーズ』観られていないんですけどもね、劇中で流れたということで。まぁちょっといつもそうですけど、テレビで流れるときはキュッとね。もちろんフルサイズで流れるということはないですからね。今のところサビなんかが印象的に使われてるのではないかなと。テレビ版はこういうふうに使われますということは聞いてるんですけどもね。そうなんでまだまだ楽しみにしていてほしいなと思います。ようやく先日MV撮ったりとかしたりしつつね、「LOSER」のいろいろこう…まぁ披露に向けて頑張っていたりなんかします。はい。

まぁ明るい、可愛いっていう感じを受ける、まぁキャッチーですよね。ポップなので。ただまぁ本当に高いですしね、今回も。意外とがむしゃらで歌わないと一筋縄ではいかない楽曲だなと思っていたりはしますが。僕もどんなふうに今後披露されるのかわかりませんから、まだ現時点で決まり切ってない部分もありますのでね。楽しみにしていてほしいなと思います。

MVは意外と男らしいというかハードな感じになってるようなところもありますね。まぁちょっとまだいろいろと撮り終わった後も工夫されるということなので、現状僕もすべてがわかってるわけではないんですけど、結構この曲調から飛躍したハードさって言ってもいいんじゃないかな。つまりかっこいいNEWSの表情はたくさん収まっているのではないかなと思っております。

 

さぁさぁ、おしらせばかりであれなんですけどね、チュベローズがたくさん来ております。

★部員メール

(エイプリールフールの発表で嘘かと思った)エイプリールフールよくないよね、もう禁止にしたほうがいいかもね(笑)。こういうこと起きるからね。

(『チュベローズ~』が一番好きです)こういった反響もたくさん頂きましたね。『チュベローズ~』が一番好きだって。こうなんか、僕の作品群の中では『チュベローズ~』を好きっていう人はいるはいるんですけど、僕自身もとても愛着あるんですけど、なかなかちょっと特殊なたてつけだからか、他を言われることが多い。意外と『Burn.』とかね、評判いいんですよね。よくお便りで頂くには多いんですけど。『チュベローズ~』もまぁ文庫化まで待ってるっていう、ちょっと2冊あったんでね、そういうリアクションも多かったからかなと思うんですけど。だからこれを機に読んでほしいと僕も思っておりましてですね。

今日はこの辺の話するかな~。この後話すか。今日ちょっといろいろと書きものの話が多いかな。来週にもかかっちゃうかもしれないけど。まぁその辺の話をどんどんしていきたいと思います。

 

★リクエスト曲「Cascade

 

★音楽部 SOUL SCREAMTOu-KYOu 2021 feat. RHYMESTER, Zeebra, K Dub Shine & DJ Oasis

そうそう、結構『粛々と運針』で共演してた前野さんがSNSかなんかで言ったのかな?ライムスターの話が現場で盛り上がったみたいな。盛り上がったのはまぁファンの人は気づくでしょうね、シゲと盛り上がったんだろうなぁみたいな(笑)。なんかその辺のリアクションが来てて。前も話しましたけど、稽古終わりにいつも割と前野さんと健太の楽屋、2人が一緒だったのでパルコで。そこに本番終わってお邪魔して、今日の舞台の感想を言いつつ、あぁだこうだ世間話みたいなことも話したりしつつね。で、音楽の話なんかにも当然なるんだよね。健太はすごいKICK THE CAN CREWKREVAさんが大好きだということで、いいよね~って。HIP-HOPの話にそこからなったのかな?でライムスタ―みたいな話に、前野さんかなぁ?とか。まぁそれこそ世代が近いからとかで岡村靖幸さんの話になったり。だから岡村さんはKICK THE CAN CREWとかともコラボしてたりとか。ライムスターともコラボしてたりするからだと思うんですけど。

そういうことで盛り上がって結構前野さんと”ライムスター好きなんですか?”みたいなことになって結構。で、GOMAさんも面識があるということで。俺らは好きだー言うて、もちろん僕は宇多丸さんには心の中でお世話になってると思っておりますが。GOMAさんはMummy-Dさんと親しくしているといって話もあって。お、まじすか、みたいな。なんかそんな感じでライムスタートーク盛り上がったりとかして。”あのMTV観ました?”みたいな。俺が興奮しつつ”あれ、やばかったすね~”みたいな。”俺も観たよ!”みたいな前野さんと2人でキャッキャキャッキャして。僕より2個上なんで結構がっつり。多分僕でもそのすごいジャパニーズHIP-HOP好きですけど、多分90年代、日本の黎明期のHIP-HOPというのを当時すごい聴いてたわけではないし、今でも詳しくはないと僕は思ってるんであんまりジャパニーズHIP-HOPをシーン自体を語るのはちょっといつもおこがましいというか、あんまり知らないくせにと思ってるんですけど。まぁその割には結構語ってますけどね。偉そうにね(笑)。

前野さんは結構詳しくて。あぁだったよね、こうだったよね、ってHIP-HOPシーンの、ある種エポックメイキングな何か作品だったとか、そんなことで語ったりしつつの話してたら、SOUL SCREAMさんの「TOu-KYOu」っていう曲、SOUL SCREAMさんは所謂ジャパニーズHIP-HOPがまた隆盛の時代と言っていいと思うんですけどね、94年結成ですね、SOUL SCREAMさん。2MC1DJのHIP-HOP…レジェンドと言ったら逆に失礼なのかな。でも本当にもう重鎮だと思います。本当にわかるっていうかSOUL SCREAMさん、でも僕ちゃんと聴いてなくてね、そういうことですよ。SOUL SCREAMさんは当時あんまり聴いてなかったんですけど。で、SOUL SCREAMさんの「TOu-KYOu」っていう曲が97年にありまして。その「TOu-KYOu」の2021、「TOu-KYOu 2021」っていう曲がまた今回、なんていうんですかね、セルフカバーREMIXみたいなかたちで出たんですよね。それが所謂ライムスターとキングギドラの方たちと今回出すということで。同じトラックをベースに今回ライムスターさんとキングギドラさんの方たちがまたラップを乗せたというかたちでございます。まぁちょっとキングギドラと言うとあれかもしれませんね、まぁまぁ一応活動してるよね、再結成してるもんね、そうだよね、いいんだよね。まぁまぁ表記上はZeebra, K Dub Shine & DJ Oasisとなってるわけですが。

まぁ本当にまさにそこの人たちですよね。この時代を創った方々と言ってもいいくらい、HIP-HOPを支えて盛り上げ、一般認知に浸透させていったレジェンドの人たち。っていうことで今回、そのSOUL SCREAMさんの元歌もちゃんと知らなかったりして。逆にそれも良くないからSOUL SCREAMさん聴いたりしてると。超かっこいい、今聴いても全然時代を感じない。超かっこいいSOUL SCREAM。何で俺今までまともに聴いてこなかったんだろうみたいな、自分を責めるみたいな。超かっこいいんですけど。そんなSOUL SCREAMさんの名曲、本当名曲です、バージョン1っていうんですかね、元曲も名曲なんですが今回そのビートの上で新たなライムが披露されているという、ラップが披露されているということなんでぜひ聴いてほしいと思う、SOUL SCREAMさんとライムスタ―さんとZeebraさん、K Dub Shineさん DJ Oasisさんの計9人といっていいのかな?DJ OashisさんとJINさんのお2人はスクラッチで参加しているということなんですね。MVもありますし、本当にぐっときます、やっぱ。本当にこの世代の、言ってしまうとレジェンドが今なおこう強い気持ちで歌ってるっていうのはやっぱ、結構励まされましたし。

前野さんとは音楽の感じが何かね(笑)、土臭いものが好きな2人なんだなって会話してて思いましたけど(笑)。そんなふうに盛り上がったりしてて。たくさん盛り上がったんですけどその稽古場で”シゲさん聴きました?”と盛り上がって教えてもらってこの曲を聴いたので今回は前野さんから教えてもらったこの曲をかけたいと思います。

 

あらら意外と時間がないかもね。『チュベローズで待ってる』の話、ちょっとしましょう。6月27日に発売されます、文庫本です。まぁ言えるか、言えないか今日の段階では。まぁちょっとチラ見せしときます。

★部員メール(『チュベローズ~』解説の話)

解説も頼んでおります。当時からのすごく、『チュベローズで待ってる』を推してくださっていた書評家の方にね。ちょっと具体的な話はまた情報解禁になってるかもしれませんが、もうすぐに。今依頼しておりますし、あとがきなども収録する予定ですしこのあたりは追ってね。でも文庫本ではそういうところも、わかります。僕もひとつの魅力だと思います。解説気になって買うってこともよくあるのでね。そのあたりも楽しんでもらえたら嬉しいなと思います。

 

★部員メール(単行本と文庫本で出版社が違うのはよくあることなのか)

これ結構気になってる方多かったみたいですね。言ってしまうととても珍しいことではないです。別段珍しいことではなくて、単行本の出版社と文庫本の出版社が変わるということは往々にしてありますね。まぁ今回はいろんなタイミングや事情やいろんな話しあいというか。そんな揉めたとかじゃなくて、なんとなくどこが一番作品にとって『チュベローズで待ってる』にとって良いのかということでお話が。いろんなところから文庫化したいという話もあったりしたんですけど、新潮社さんとタイミングとしては『オルタネート』もありましたし。最終的にはそこに着地したということですので、扶桑社と揉めたとかいうそういうわけではないです(笑)。扶桑社さんには本当に感謝しておりますね。あの時に本当に僕の初連載を支えて頂いたわけですし。今でも本当にSPA!にも時々呼んで頂いたりもしますし本当に感謝しております。SPA!の依頼がなければこの作品はなかったと思ってますのでね。

個人的には本当に扶桑社さんには感謝してもしきれないんですが、大幅改稿したいなと『チュベローズ~』出した後から文庫化する機会があったらちょっといろいろと時代もきっとあるし直したほうがいいだろうな、よりよくなるだろうなと思っていたんですよ。そういう部分でいくと、扶桑社さんが合わなかったわけでは決してなくて。なんとなくちがう方の目線で僕が読んでもう一回話したいなと思っていたので新潮社さん、個人的にも、それだけじゃないですよ、それはあくまで僕の中で大きな理由の、いろんな理由のひとつみたいなことですけど。フラットに、『オルタネート』でできた関係とか作品に対する感覚みたいなものが、僕の感覚を理解してもらえた上で、どういうふうに感じてどういうふうに直していくか。もちろん、僕から全部提案しますけど、その提案に対してどう思うかとか。逆に”こうしたらどうですか?”とか。なんかそういう話し合いをすることがきっとできると思ったし実際そうなったので、『チュベローズで待ってる』に関しては、まぁそういった意味で、僕としてはスムーズに新潮社さんとね。

わかんないですよ、扶桑社さんは思ってる(笑)、んなことないと思いますけど、懐のひろい方たちだと思っておりますし、本当にスムーズに文庫化になった、文庫化の方向に進んだと思うんですけど。なので、本当にこの作品は今までで作った文庫本で一番多くの方に結果的に支えられたかたちになったなと思ってますね。SPA!の方たちもそうですし、イベントなんかもいろいろやりましたし。解説書いてくださる方とか、そうそう、本当に大きなプロジェクトになった。それ自体がチュベローズ的だなと思ったりしますし。本当に読みやすくなったと思います。スピード感ある、楽しくエンタテインメントで。まぁ2冊に分かれますけど、なんていうんですかね、その2冊が決して苦痛ではないスピード感で読めると思いますね。本当にする~っと読めるんではないかなと。当時は割とサラリーマンの方に向けて書いてたイメージなんですけど、今読みなおしてみると、コメントでも言いましたけどアクロバティックな展開が多い、本当に先の読めない展開ですし、そういう意味ではジェットコースター的エンタテインメントになってるので。『オルタネート』読んでくれた高校生とかでも、きっと響くんじゃないかなと。むしろそういう世代はこういうのに逆にワクワクする、逆でもないか、ワクワクしてくれるんじゃないかなと思いました。もちろんそれね、老若男女に愛されると思って書いておりますが。書いてる当時は若い人たちってのはあんまり意識してなかったけど、きっと『オルタネート』好きな方たちにも、届くんではないかなって思ったりしましたのでもしよかったら手に取ってもらえると嬉しいです。

時間なっちゃったね。「ミアキス~」とか、「サイドカー」の話もしたかったんですが。絶賛、発売中です(笑)、「ミアキス~」も「サイドカー賛歌」『RiCE』第2回も絶賛連載中でございますし、「ミアキス~」も第4回が終わったところかな?いよいよ、佳境でございます。