もじおこ

備忘録 文字起こしときどきニュアンス 耳が悪くてごめんなさい

2020/03/29シゲ部(染、色舞台化までの道のり)

★リスナーメール(染、色舞台化)

正門くんがね、やりますよ。ついに発表になりまして。僕が出ませんから本当に作品を貸し、作品を届けるという一端を担っているような、とはいえ、僕がこうがっつりスタッフとして入らせてもらっているのも事実なんですが。やっぱりある種僕の仕事は脚本を書くということになりましたのでこのプロセスはリリースのコメントでも言っておりますが、おいおい話しましょうかね。というのも脚本まだまだ執筆中でして(笑)本当に早く渡したいんだけど、いやぁ重なってたからね。そんな愚痴も聴いてもらっていいですか?(笑)

 

★リスナーメール(脚本家はどこまでかかわるの?)

いやぁ本当にわからないんですよ。どこまでが脚本家の仕事なのかっていう。ただ頭にある細かいことはすべてト書きに書くつもりで今やっておりますけど。今回演出をグリーンマイルでご一緒だった瀬戸山美咲さんとやるわけですよ。

経緯をまず話しましょうかね。それはある種僕からでもありましたし、当時のマネージャーとも話で盛り上がったところで、僕の小説のどれかをメディアミックスというか、映像化なり舞台化なりできないかなあって言ってて。映像化は決して簡単ではないのは重々承知だったんだけど。舞台化なら、わりとスピーディにできるんじゃないですかねってところから話は動いて。去年の夏、秋かな。そういう話をしたんです。具体的に、舞台化をするうえでどんなことができるかっていうのをスタッフと一歩詰めて話してみた、みたいな。そのときに僕も手ぶらじゃいけないので、なんとなくアイディアを持って行ったのが、正直舞台化に向いている、かつグローブ座なんですけど、作品、あまりにもダイナミックすぎず、かといって物語としての広がりがきちんとあって舞台で見るとより楽しいのではないかと思える作品が「染色」ではないかと僕が思ったので、これは僕から提案させてもらったんですね。これはどうでしょう、と。そのあとに、つきましては加藤さん、戯曲を書きませんか?と言われたんです。リリースコメントどおりで。まじですか?と。当時は日程がまだぐらついてたんですけど、来年ならいけなくはないかぁと。来年の忙しさをそのときはまだわかってないんですよ、僕もばかだから(笑)いけるんじゃない?と(笑)

いやできるかわかんないなと思ったんだけど、染色にしようと思った理由は僕の中にあるわけなんですよね。染色なら広がりができると思った時点である程度僕の中にアイディアはあったわけですよ。できる気がしたんです。これをまた誰かに伝えて書いてもらうほうが大変な気がしたので。今なんとなくイメージできるんでやってみますね~って言ってプロット書いて打ち合わせして。そのときに瀬戸山さんと会ってあぁだこうだと。もっとこうしたらいいんじゃない?あぁわかりました、その方向性で詰めたのを、というのが去年の秋口くらいですかね。

そっから忙しかったんですよ、金田一やってスティードがずっとあって、オルタネート書き終わったのが9月いっぱいだったんで、それ終わって打ち合わせ入ったのか、書き終わってからも直しがすごくあったので今もやってますしね。本当書く作業がこの一年はもう相当な文字数書いたと思うんですけど。

それにつきまして具体的にストーリーのプロットがかたまりつつあるタイミングで、瀬戸山さんが北山とやってた舞台を見に行って、そのときにスタッフにまた「主演なんですけどこの子でどうですか?」と提案されたのが正門君だったんですよ。正門君のことは大変失礼なんですが当時僕は知らなくてですね。Aぇ!groupというのは聞いたことがあるなぁぐらいでしたね、大変申し訳ない。正直知らないから決められないなと思ったんですけど、僕に提案してくれたということでなんかね、そのときはね、これ言っていいのかな(笑)加藤さんに似てすごく思慮深い子です。みたいな感じで言われたんですよ。それ言われんのも照れくさいっていうか、思慮深い子って言われてそんな子いらん!とも言えないし(笑)俺に似てるって言われて(笑)全然今の時点でもどこが似てるって言われたのか俺はピンと来てないんだけど(笑)そうなんだーと。じゃあいいですよ、と。何なら染色というのは、原作読んだ方はわかるかもしれないですけど、染まっていくようなところはいくらかあるわけです当然。なので彼自身に色がつきすぎてないほうがいいなと思って、舞台初主演だということでお話を頂いたので、じゃあいいんじゃないですか、みたいな。まだちょっとわかんないですけどね、って言って。それ11月くらいで。ちょうどそのタイミングくらいでスカーレットって朝ドラに彼が出てて。鮫島か!この人ね!と。この鮫島はとても思慮深くは見えないんだけど大丈夫かなみたいな(笑)この鮫島はすごい勢いまかせなやつだけど大丈夫かなみたいな(笑)ていう印象のまま年は明け一度先日ごはんに行きましたよ。でもやっぱり緊張してると思うし彼はまだいい子だなぁという印象以外まだつかめてないんだけど。でもいい子だっていうのはいいですよね。かわいらしいし。しっかりしてそうだなってあくまでそうだな~って。初主演舞台ってことが彼にとってまず不安材料だと思うんですよね、僕の舞台、加藤シゲアキくんのに出るってこと以上に初舞台主演というほうにプレッシャーを感じていると思うのでそのあたりは僕も、まだ台本できてないのであれですけどおいおい話せていけたらいいかなぁみたいな。