もじおこ

備忘録 文字起こしときどきニュアンス 耳が悪くてごめんなさい

2021/08/08シゲ部(テスカトリポカと雷神)

★リスナーメール(ブイネームって何ですか?)

いやぁよくないよね(笑)僕もみんなが知ってると思ってブイネームって聞こえるような言い方で言ってるんでしょ?よくないね。部員ネームなんです。SORASHIGE BOOKは略してシゲ部と呼ばれていましてね。ソ・ラ・シ・ゲ・ブ・ックの間を取っているのもありますし、部活のようにリスナーの方も、みんなでつくっていけたらと。なので僕のことは部長と皆さん呼んで下さいますし、皆さんは部員だということで部員ネームと言っているわけです。”ブイン”なんです。

でも大事だよね、シゲ部って言わなくもなってるときもあるしね、最近。シゲ部なんですよ、これ。シゲ部を最近聴いてくれてる方はブイネームって何だろうって思ってたと思うんですけど。部員ですね。

(リスナー)さんもこれから部員になってもらえたらと。幽霊部員じゃなくてね(笑)正式な部員になってもらえると嬉しいなと思います。

でもこういうメッセージ多くて、最近聴き始めましたとか、何をきっかけでラジオを聴くんだろうなって気になったりしますけどね。

 

★リスナーメール(『テスカトリポカ』読みましたか?)

そうなんですよ。『テスカトリポカ』はすごかったんですよ。この半年、それこそ僕が直木賞候補にしていだたいていろいろ怒涛の半年前、1月なので7か月前か、自分のことがいろいろあって嬉しい反面、それまではただの直木賞候補のファンだったりしたわけですから、さすがにいつも全部読めてるわけじゃないんですけど。なんなら何年か前のを読んだり、遅れてるんですけど。そういうわけでは自分が候補になった後はじめての直木賞である意味今までより距離は近いけどファンとして戻れたような、おもしろい、リラックスできた距離感なんですけど。

そもそもこの半年間、いろんな人からお祝いを頂いたりしましたし、今までの編集の方がわざわざおめでとうって言いに来てくれたりするじゃないですか。僕も「おめでとう」って言われたあとの会話を正直照れくさいし、自分の話するのもあれだなと。で「最近、面白い本ありました?」みたいな。だいたいすぐそんな話をするんですよ。で、その2月くらいかなぁ、皆が口を揃えて「テスカトリポカ、テスカトリポカ~!」と。名前からしてキャッチ―ですよね。ちょっと覚えづらいけど。で、『テスカトリポカ』って言われてるからもう自分も気になるし、そのほめ具合が皆すごかったんですよ。ちょっと事件ですね、みたいな。何年かにそういうことあるんだけど、事件レベルです、と。僕もそんなテンション聞いたときに、ツアー中に読んだんですよ、忙しくて。500ページくらいあるのかな、すぐ読めて。僕も2月くらいに勧められてるんだけどなかなか読めなくて。だけど周りにめちゃくちゃ勧めてた。しかも僕のところにもいろんな人から本をプレゼントされて、『テスカトリポカ』ただでさえ500ページで厚いんだけど家に3冊くらいあってさ。人にあげたりしてたんだけど。今も2冊あるんだけどね。『テスカトリポカ』それくらい、僕のところにいい本って逆に被るんですけど。『推し、燃ゆ』も例えば3つくらいあったりするし(笑)いい本っていつも被るんですけど。自分でも買ってるから増えるんだけど。それでいろんな人に「テスカトリポカテスカトリポカ」と。しょっちゅう本読んでない人は勧めてもいまいちなリアクションなんだけど、「シゲのそのテンションわかんない」って感じなんだけど、「とにかく一度読んでくれ」と半年くらい『テスカトリポカ』宣伝委員長、委員長は言いすぎか(笑)宣伝委員のひとりみたいな感じだったんですけど。読んだときから、これ直木賞になっても全然おかしくないと。他の候補知らずに言ってるのもおかしいんだけど、取るべきと。テスカトリポカ直木賞必至でしょ、と。それこそ染、色の舞台の現場で「最近面白い本ありました?」『テスカトリポカ!』って言ってたんですよ。

あとは『雷神』という小説が面白かったです。『雷神』読み終わった僕の本は小山さんにあげたんですけど。『雷神』は道尾秀介さんですね。こちらもとてもとても面白いです。『雷神』も神だよね。『テスカトリポカ』のときも『鳴神舞』とか『神様になりたいわけじゃない』とかカップリングで神のことをプロデューサーと作ったりしてた時期だったからそのプロデューサーにも『テスカトリポカ』勧めたりしてましたね。