もじおこ

備忘録 文字起こしときどきニュアンス 耳が悪くてごめんなさい

2021/2/14シゲ部(吉川英治文学新人賞・モボ)

メッセージたくさん来ております。

★部員メール(吉川英治文学新人賞候補おめでとうございます)

以前も言いましたけど、ノミネートして頂きまして、嬉しい限りですね。

直木賞に関しては悔しい結果と、悔しいっちゃ悔しいですけど、残念な結果と形的にはなってますが、直木賞を受賞できなかったからこそできる賞というか候補になれたってところもあるんでね。そういう、暗黙のルールみたいなことがあるんですけど。ということなので、嬉しい限りですし。こないだ朝日新聞さんの取材を受けていたら、本屋大賞直木賞吉川英治文学新人賞にノミネートした作品っていうのはかなり少ないと。で、同じようなものでいくと、これらのノミネートと山田風太郎賞を受賞されたのが『ジェノサイド』。僕『ジェノサイド』めちゃくちゃ好きなんですよ。ていうかすごい小説なんですけど、まぁ近いって自分で言いたくないけど、それぐらいのことだって言われて。ちょっとぶったまげましたね。まじっすか、って。そういう作品ですか、みたいなね。誰よりも過小評価してるのかもしんないけど(笑)『オルタネート』がそういう作品!?みたいな。あんなスケールのでかい作品と同じくらいの候補になっていいものかね!?みたいな。でも、そう思ってくださる方がいたっていうわけだからね。俺が過小評価するのもその方たちにも失礼なんでしょうけど、ちょっとびっくりしましたね。

だからまぁ直木賞のときはそれが最初だったってこともあるし、すごく話題になったってこともあって、楽しかったのは割と序盤だけだったけど(笑)、本屋大賞吉川英治文学新人賞と、あと、ちょっとこれその並びで言っていいのかわからないですけど、高校生直木賞みたいなものがあって。高校生が選ぶ直木賞っていうのがあるんですよ。で、そちらにも候補になったってことなんですよ。そりゃさ、直木賞の中から高校生が選ぶっていう話なんですよね。って考えたら、最初僕も聞いたとき、候補になるのは当たり前なんじゃないの?と思ったんですよ。直木賞の中から選ぶから全部候補じゃん、みたいな。って思ったんだけど、そうではないと。直木賞候補の中の2回の候補の中からさらに5~6作に絞るんですって。そこから、高校生が選考するという話で、数名の高校生が選んでくれるらしいんで、嬉しいですよね。というわけなんで、ここの候補になったこともとても嬉しく思っておりますよ。僕が好きな『熱帯』とかもね、ここの大賞になってたりしますし。

全く選ぶ方が変わる、当たり前なんだけどね、選ぶ方が変わるだけで受賞作も変わるという形ではございますが、こちらにも候補になったということで。これ嬉しくって、やっぱり10代20代、若い人を読者に据えて書いてみる、っていうのが最初に掲げた目標だったので、そういう方々の目に触れるっていうことは、まずはそういう方たちの目に触れることが大事だと思って書いたんですが、実際こういうふうになって読んでもらえる機会ができて、嬉しいなと。とても思っております。

 

★リクエスト曲「Silent Love」

 

★音楽部 Mega Shinnosuke「Sweet Dream feat.Jinmenusagi

Mega Shinnosukeさんって知ってる方も多い気がしますが、そうそう。よくランダムでも流れてきてたんですけど、先日Eテレヒャダインさんと岡崎体育さんの「ワンルームミュージック」っていうのに出演させてもらったんですけど、僕もこの番組、出させてもらった話は再来週くらいかな?にしたいと思うんですけど。出るからってこともあるし、元々特番で数回やってた時から観てたんですけど、その時に特集されてたっていうのがいわゆるDTM世代の音楽クリエイターとして紹介されていたのが聴いたことある曲と見たことのあるルックスの一致だったんですけど。Mega Shinnosukeさん。そこから更にすごく聴くようになって。

最近また新曲をリリースされたんですけど、Mega Shinnosukeさんハタチなんですよ、現在。すごいよね。その時もだから2019年の楽曲だったから10代クリエイターみたいな感じだったと思うんですけど。だから本当にVaundyさんもそうですけど10代後半くらいから、他にも、崎山さんとかたくさんいますけど、たくさん10代のクリエイターが活躍しやすい場になってて。それが本当素晴らしいことだななんておもってるんですが。まぁそんな中の一人と言っていいでしょう。括ってしまうのもあれですけど。

Mega Shinnosukeさん、まぁ割と注目されたのは「桃源郷とタクシー」っていうね曲でしたね。そのMVにAAAMYYYさんが出てたりするってこともひとつの注目ポイントだった気もしますが。そんなMega Shinnosukeさんがこの度新曲を配信リリースされたというわけで、2021年にね。こちらが「Sweet Dream 」ですね。これはフューチャリングものというかコラボ作品で、それがJinmenusagiさんていうね。JinmenusagiさんはHIP-HOP MC、ラッパーですね。トラックメイクもされるんですけど、これどうやらMega Shinnosukeさんがファンだったということでオファーした。いい曲なので聴いてください。

 

★部員メール(同時期に脚本家・演者として舞台に携わること)

レビュー小屋って、見世物小屋とはまたちょっと違くて。見世物小屋ってそういう奇妙なものというか。それとは違ってもうちょっと下品ではあるんですが、もうちょっとなんていうんだろう…フランスの「カン・カン」みたいなね、ミュージカルみたいなもののもうちょっと俗なバージョンというか、高尚なものではなく、なんでもありみたいなことだと思うんですよ。僕もそれを今やってるってことはないから、ちゃんと観たことはないんですけどね。当時フランスとかヨーロッパの文化がすごく日本に入ってきたタイミングでいろんなものがごちゃまぜになった、ある意味なんでもありじゃい!みたいなミュージカル・演劇・舞台。だからこそ独自なカルチャーだと思うんですけど。そういったものの基本的には裏側を描くってことなんですけどね。そういうものの面白さは、全く知らなくても”こういった時代があったんだなぁ”って楽しめるような気がします。

4月の状況にもよるとメッセージがありましたが、来たくても今回は時期的に、とかね、自分の体調・家族の体調を心配して、控えるって方も多いと思います。もちろん、それでいいと思います。悔しいと思ってくれる方々も多いと思いますがくれぐれも無理をしてほしくないなと思います。僕らキャスト・スタッフも同じくそうですけど、まずは体調を気遣ってもらえたらなと。だから大腕を振って”ぜひ来てください”と今回は僕も言えない、そういう舞台ではあるんですけど。くれぐれも無理せず、行けるかなって方は楽しみにしてもらえたら嬉しいなと思います。

まだ実際この作品に関してはチラシというか写真を撮ったぐらいですね。パンフレット兼、みたいな。打ち合わせしてそういう撮影をした段階なので、まだあんまり話せることはないんだけど、そのチラシの撮影でも当時の衣装とか着るとなるほどこういう衣装なんだ、と。やっぱおしゃれな時代ですよね。独特なシルエットだし、当時のハットをかぶる文化みたいなところもあったわけですけど。その当時の写真なんかもたくさん見たりすると、当時のイキイキとした空気感みたいなものが伝わってくるというか。全力でファッションを楽しんでる時代のはじまりな感じがするね。今はもちろんそういう方も多いし、逆にこの時代はちょっと難しいか、ってところもあるとは思うんだけど。ファッションの自由さっていうカタチがひとつ変わった時代なような気がしますね。そういった文化的な面でも面白いと思うし、当時も変わらぬ人と人とのふれあいというか、人の成長物語というか。そういった部分も楽しんでもらえるんじゃないかなと思います。

脚本は収録現時点ではまだできあがっていないというか、あと少しという状況ではございますが。前も話したけどね、当時の上演台本などは頂いているのでそんなに変わらないと聞いているんですが、その台本を読んだ限りでも当時の資料を見た限りでも、とてもわくわくする舞台になってるんではないかなと思います。

戯曲を書いたからといって台本の読み方は変わったりしないですね(笑)。へへへ。それはそれ、これはこれだと非常に思いますね。やっぱり書く脳みそと役者の脳みそって基本的には違うような気がします。

 

★リクエスト曲 「永遠色の恋」