もじおこ

備忘録 文字起こしときどきニュアンス 耳が悪くてごめんなさい

2022/2/13シゲ部(スマホのパスコード・岸田國士戯曲賞・八方美人なシゲチャン)

いやいやいや、ちょっと騒がしくて申し訳ございません。

まずは10周年をお祝いするメッセージがたくさん来ていたので。

★リスナーメール(10周年おめでとうございます)

(10年も続けるなんて、心から尊敬しております)いえいえ。そんなことありません。

(構成力が本当にすごいと思う)本当ですか?

すごく嬉しいメッセージ頂きまして。

 

こんな方もいましたね

★リスナーメール(スマホのパスコードは10年間0128です)

この方、増田さんのファンだって言ってらっしゃるのに、なのに僕の覚悟を受け取ってくれてありがとうございます(笑)。確かにね、0128…そういう方もいらっしゃるかもしれないですね。

ということでね、10周年って話は前もしたかな?1月28日でね、10年。10年でいろいろ準備してるんだけどなかなかやっぱちょっと後ろ倒しになってしまうというか。それは別にこのご時世関係なく自分の怠惰な(笑)、結果というか。怠惰というよりかは自分の目算の見誤りみたいなものもあるんですけど、書いてはいるんですけどなかなかね。というのもいろんなお仕事が入って。基本的には作家業というのは空いた時間にやるものだと僕は思っておりますので、それより優先っていうとあれですけど先にやらなきゃいけない仕事ってのが常に入ってきやすい故にね、あと倒しになることも多くてですね。それでもがんばってると思うんですけどね。だから今年、10周年で考えてることがいろいろあるので。絶対に今年やるというか、この1年以内にやることがたくさんあると思うし、おもしろいこと届けられると思いますし。いやぁでも今本当に驚くような挑戦もしてたりするんですが、その作家業的なほうでね。

そんな最中で、いや~今日はちょっとこの話しますね。すごい、すごい来ました、岸田戯曲賞岸田國士戯曲賞の話ですね。

★リスナーメール(岸田戯曲賞ノミネートおめでとうございます)

…みたいなメッセージがたくさん来ておりまして、これは読まねばならんだろう、というか、話せばならんと思いますので。シゲの部活はこれとか新連載の話も、まぁ今週できればと思っておりますが、本当にたくさんのメールありがとうございました。

 

ついに発売になりましたNEWS STORY TOUR2020 DVD&Blu-rayがね、2月9日に発売になりました。Now on saleでございます。もうね、内容はきっと届いてると思いますし、皆さんからの反響も感想もお待ちしておりますので。というわけで今回はSTORYですからアルバム『STORY』の中から聴いてください。

 

★「STORY」

 

★音楽部 「Burn Out」irda

今週は見つけたんだけど、情報がなかなか拾えないという。そもそも読み方もよくわかんないという。イルダなのかな、イーダなのかな(笑)。そんな感じでかけていいのか、irdaというアーティストでございます。

というのも韓国のアーティストというかバンドでございます。3人組なんだと思いますね。思いますとしか言えないのはまじにさ、ねぇんだよ、情報がな~。2022年1月13日にリリースされた楽曲があって、ニューシングルなんですけど、タイトルが「Burn Out」。この曲もどこで知ったのかもあれなんですけど、多分流れてきたんだと思うわ。いいねマーク付けてたから。結構ランダムにいいね付けてる。いいねっていうかハートマークみたいなの付けてるんですけど。その、音楽アプリでね。いや本当になんていうんですかね、僕ヒョゴかけてる、ヒョゴとかとちょっとギターのサウンド感とか浮遊感みたいなものは近いんですけど、それに女性ボーカルが非常に心地よくてすごいいいんだが、まじで情報が語れない。曲、いい曲だから聴いてくれ!(笑)という。超かっけーから聴いてくれという感じで(笑)。今週はこんくらいの音楽部にしておきたいと思います。何て呼ぶのかな、イルダでいいのかな。

 

本当沢山頂きましてね。

★リスナーメール(戯曲賞選出の際どのように思ったか)

たくさんたくさん本当にメッセージたくさんきております。

どうしよっかね、どこから話す…知らせはね、マネージャーさんから電話で知ったんですけど。マネージャーさんから直で電話かかってくるとね、こう、急ぎのことかな?と思って。そうなんですけど。

まずね、文学賞の候補に選ばれると、受ける/受けないってことがまずあるわけですよ。それこそ辞退するってことも可能ですから。おこがましいなと思いつつ、頂けるものは、というか、という気持ちもありますし、そう、絶対辞退しないって思ってたわけではないんですけど、岸田國士に関しては、いやもうすごく光栄なことなのでぜひと思っていたのですよ。まぁ正直寝耳に水というか。まったく予期してなかった。予期してなかったのは、うーん、でも予期してなかった。というのも、「染、色」を書いてるとき2年くらい前に、脚本やるか、と、戯曲というのはわかってると思いますけど舞台の台本っていうか、上演台本のことでございます。戯曲を書くときにそれこそあれだよね、そういう文学賞の候補になる前だと思う、1年以上前だから。なんだけど、初めて戯曲書くんだったら多くの方にも見てほしいし、なんていうんだろうな、それはなんでもいつでもそうですけど、ファンの方はね割とやさしい目で観てくださるからおそらく楽しんでもらえると思うし、ファンの方が楽しめるものはつくれると思ったんだけど、厳しい目をもった、そういったファンでもない方、フラットに、下手したら色眼鏡で観てくれる方を楽しませることができなければ、まぁ作家としてはやる必要はないだろう、というくらいに思ってるわけです、小説のほうも。で、というときに脚本やろうか、ってときに、やるなら目指すぞ岸田戯曲賞じゃい!みたいな。なので関係者の方にも、そういう方が興味持って観てくださいと言ったら、ぜひ招待というか、観に来て下さったら嬉しいですねなんてことは言ってたんですよ。

実際どうやって正直選出されてるのか僕全くわかんないんですけど、まぁつまり、書くときに何となく目標?(笑)イメージ?岸田戯曲賞の候補になっても恥ずかしくないくらいの作品にしよう!という緊張感で書いてたのを忘れてたけど、書いてからは。思い出したんすよ。でも、思ってるよ、自分はまだまだだと思うし、初戯曲ですし、書き終わってから本当に選ばれるなんて思ってないから(笑)。あくまで自分の緊張感のために掲げてた、なんか”天下統一”みたいな(笑)。天下統一するってのは不可能なんだけど、天下統一っていう意気込み、みたいな。そういうなんか感じくらいの岸田戯曲賞候補みたいな感じだったんですよ。というくらい、僕にとってはなじみのある賞です。毎年とても楽しみにしていますし、僕もそんなに演劇行けてるわけではないですけど、この方が今注目されてるんだ、獲られたんだ、とか、逆に候補になってもこんなに面白い人でも獲れないんだ、とかいつも思ってたりしますね。

昨年は受賞作なしで、それはそれで議論があったわけですよ。とても演劇界的にはざわついた、僕はすべての戯曲を読んでるわけでもないし、演劇、候補作を観てたわけではないので自分の意見を言うのは控えますが、すごく去年ちょうど『モダンボーイズ』の稽古中にその”岸田國士今年はなし”っていう発表があって、なんとなく本当に、なんていうんですかね、いろんな意見が交わされていたのを見てたんです。いろんな意見あると思うんですけど、当時はこういったことがなされて活性化すること自体はいいのかなと思っていたという。複雑なもの、それぞれの立場、意見っていうものがあって。第三者から見てるといろんな思いもありつつも、それはそれでちょっと楽しいという、失礼かもしれませんがね、こんなこともあるんだなぁと。

でもすごく批評としての議論というのが活発だったというか、なかなかこうね、いろんな立場で、っていうのも選考委員の方々もすごいわけですよ。すごいし、これまでもすごかったし、いや、本当に自分が観てきた方よ?いやもう、名前出したくないです。皆さん調べてください(笑)。調べても、演劇詳しくない方全く観ない方はわからないかもしれないですけど、まぁすごい選考委員ですよ。文学賞と一緒ですよね。吉川英治新人文学賞もさ、直木賞もさ、この選考委員に読まれるのかという、なんていうの、緊張感よね(笑)。だから毎年選評出るんです、ちゃんとね。岸田國士戯曲賞も。だからめざし…思ってたとはいえ、でも岸田國士戯曲賞を獲るために書いたわけではないから、きっといろんなことを言われるだろうなという覚悟もありつつ、この選考委員の方がどのように読むのかというのはねぇ、全く想像できないし、厳しい意見も含めとても楽しみというかね、畏れ多いよ。認識されちまったぜ、みたいなさ、畏れ多いよね。

でも本当にそういう意味でも選評読むのは、結果は正直ね、いつも言ってますけど何だっていいというかね、受賞したい気持ちがないわけじゃないですけど、ここまできて、頂ける選評というね、ギフトを頂けるだけで余りある光栄って感じではあるんですけどね。いや本当にだから、そういう思いで書いてたけど、まさかでしたね。まじで?って。まじで?って言ったもんね、マネージャーに(笑)。嘘だろ?ドッキリじゃないの?でも発表なってたからね。他の候補作はそんときはマネージャーも知らなくて。というか教えて頂けないわけですよ、もちろん。で、発表になって、え、瀬戸山さんもいるんだ、みたいな。瀬戸山さんはでも何度も候補になられてるから不思議ではないし、さすがだなと思いますけど、確かに胸アツですよね。

僕はもう初戯曲で岸田國士戯曲賞に候補なるなんてのは本当に生意気だと思ってますし。ちょっとだけ自負があるとしたら、台本読んできた数はすごいだろうなと思うよ(笑)。数で言えばね。読んできた書物で言えば小説より下手したら読んでる、数で言えばね。ていう意味ではもちろんありますけど、書くってことに関しては本当に初めてに近い、初めてと言っていいので、戯曲を書くということに関してはね。でも瀬戸山さん、個人的には自分のことはさておき、瀬戸山さんって気持ちはあります。でもそのほかの方々もすごいこのところよく聞く方々、劇場で、方々で。なんか本当にここに並ばせて頂けるよろこびになりますし。いやでも本当、岸田國士戯曲賞なんてそのすごさを知ってるわけですよね。あんまり戯曲賞自体が多いわけじゃないけど、演劇界の芥川賞って言われ方をしてたのは知らなかったけど、知らなかったけどそう思う。確かに。なんか、本当にすごい方々を輩出されてる文学賞でございますし、これを機に岸田國士戯曲賞を知ってもらえると嬉しいし、これを機に演劇に興味をもってもらえると嬉しいなと本当に思います。

僕自体は、僕なんかね、こっちも好きあっちも好きって八方美人みたいなことになってるんですけど、小説も好きで映画も好きで、ドラマも好きで、で、舞台も本当に好きで。舞台の脚本をどうやって書くかをイメージしたときはやっぱり舞台の脚本、舞台書くからなんだけど、いや本当にそのなんかね、あっちこっちやって本当八方美人みたいでかわいくないなって自分のことを思うんですけど、ただすごい嬉しいですね。はい。長い、だいぶしゃべっちゃったな。これだけで終わっちゃいました。