もじおこ

備忘録 文字起こしときどきニュアンス 耳が悪くてごめんなさい

2022/7/24シゲ部(『1と0と加藤シゲアキ』・三銃士振付)

まぁね、話すか。『1と0と加藤シゲアキ』。これね、時々順番間違えちゃうんですけどね。短編小説が「渋谷と1と0と」っていうタイトルなんですよね。最初にそれを書いたんですよ。これ言っていいのかな?まぁいいか、いいよな。だって俺責任編集だからな(笑)。まぁいいわ、一回読みつついきますわ。

★部員メール(今回一番やりたかったことは何・敢えてやらなかったこと)

敢えてやらなかった企画か~。うーん。

(作家側からアイドルを語ることも今までなかったのでは)

アイドルを語るというよりかは、そこは切っても切り離せない部分で、ロングインタビューなどもしておりますし、僕を分析してくれた方々の寄稿もあります。だから僕も責任編集なんだけど、お任せしている企画もあって。だから僕もまだ目を通してないものがあるはあるんですよ、責任編集でもね。そういうもんなんだよね。

(昨年の夏の企画書の話ってこれでしたか)

実は違うんですよ(笑)。企画書書いたプロジェクトは動いてるっちゃ動いてるんだけど、まぁ僕自身が動けないので動いてないってものもあるんだけど。ちょっとこの辺はね。企画書書いてるとか言っちゃダメなんだろうけど。まぁいろいろ企画書を書くぐらい、自分で動いてるっちゅーことではある。

こちらの話は、角川さん、いろんな出版社からお話頂いたんですよ。10周年なんかやりませんか?って。でもやっぱり『ピンクとグレー』から『傘蟻』まで4冊連続でお世話になったので、角川さんっていうのは最初に僕を育ててくれた母校みたいな感覚もあるし。まぁ10周年振り返るにおいて、そういうアーカイブっていうとあれだけど関係値もあるから、1から話すっていうことも考えると、角川さんと10周年スペシャルブックをつくったほうがいいなぁみたいな感じはちょっとあって。なのでそれでも角川さんが一番目に申し出あったのでじゃあぜひ角川さんと一緒にやりましょうっていうのがスタートだったんです。それが去年夏くらいからだったのかなぁ?もうちょい前か。ずっと前からやろうやろう!って言ってたんだけど、なかなかじゃあどうやって動き出すかっていうと、どっから手をかけていいかわかんないじゃん?そういうのって。だからまぁまず、いわゆるタレント本みたいにしても仕方ないし。かといって作家が10周年本出すかっていうと、そういうわけでもないんですよ。こんな特別な本をつくってもらえるのは本当に滅多にないことで。

なんかでもね、雑誌とか作ってみたいなとは言ってた、思ってたんですよ。一回くらい。自分だけの書籍ってものを小説以外でもつくってみたらどうなるんだろうなぁって思いがなんとなく漠然とあってずっと。だから、じゃあちょっとそれ僕編集やるっていうと物理的に無理だし、名ばかりになるのも嫌なんで、なんか編集長とか、責任編集とかそういうので立場としてやらせてもらえませんかと。その代わり能動的に、積極的につくっていくっていうことでぜひぜひって話になったので。最初にいろんな話、たたき台とかをね、それこそ編集のチームつくってくれたんですけど。まぁ僕ってちょっとわがままなんですわな。だからいや、こうじゃないんですよね、こういうのとかちょっと変わったことしたいですね~ってやってて。そんな中で発表になったけど、加藤シゲアキにしかできないことをやるべきだ!っていう話から、原作脚本監督主演?っちゅー話になったわけね。確かにな~とか思ったけど、すごい大変じゃん(笑)?すごい大変だけどめちゃくちゃ楽しかったけどね。今振り返ってみれば。

そんなこんなで最初はさ、3月くらいに出そうって言ってたわけ、去年夏くらいに。それでチュベローズとかが6月に出てみたいな、10周年盛り上げようと思ってたんだけど、あれよあれよと、ちょっといろんな事情もあるし、この世界情勢ってものもあるし、物理的に僕も、じゃあ舞台どうするとか。それで遅らせたわけじゃないんだけど、いろんなたてつけから遅れてしまったんですよ。で僕もやりながら閃くアイディアってあるじゃないですか。共作って言って、僕が書いた、もうタイトルも言っていいかな?いいよね、責任編集だから。「渋谷と1と0と」っていう。その共作も全部、”渋谷と○○”で書いてもらえませんか?っていうのでお願いしたんですよ。渋谷っていうのはある種僕の原点ですので。いやぁこれはまだ発表になってないかもしんないけど、このラインナップもすごいよ。まぁカンの良い方はね、「タイプライターズ」でそんな話してませんでした?って思うかもしれませんが。もちろんそれだけじゃございませんし。いやぁやりたいこと全部やった。だからやってないことありますか?って言うけど、あとで思いつくかもしんない、あれもあったなとか。でも今はやりたいこと全部やった。

最初、どんなに長くなっても320ページもいかないだろうねって。320ページってキリがいいんですよ、印刷の都合ね。これもちょっとどこまで言えるかわかんないんだよな、まぁちょっととある巨匠のブックデザイナーにお願いしまして。そしたら盛り上がっちゃって我々。こうしよう!あぁしよう!って盛り上がって、いざいろんな原稿集まってきて装丁したら500ページ超えるつって(笑)。500ページ超えるとコスト的な面が大変なんですよね。そういうこともやるわけですよ、責任編集ですし(笑)。やるっていうかどうする?みたいな。ここはどうにかうまいことページ詰めて、とかやって400ページ(笑)。

でも全然もうね、僕の担当やってくれてる角川の方、今回初めてなんです。ちょっとまぁ担当が増えてるって感じなんですけど、一人。これ、本出たらとばされるんじゃないかなって(笑)。ホープなんですけどね、角川文芸の。僕のせいでとばされてしまうんでないかと(笑)。とばさないためにはこの本を多くの方に手に取ってもらうしかないんですよ。こんなにちゃんと宣伝しなきゃいけない、いつもしてるんだけど、いつもこの手あの手でプロモーション考えてるんですけど。でもほんとにすごい本。デザインもですし、グラビアもあります。一応写真もあります。多少ね。なので、持ってるとかっこいい本です。おしゃれな本ですっていうくらい、私すべての責任を負ってやっております。なのでぜひぜひね。気にして頂けると。まだ2か月前からこんな早く宣伝してもしょうがないんですけど。どうにかね。チュベローズとの兼ね合いも含めて早めにお伝えしたかったってのもありますし。というわけでぜひぜひよろしくお願いします。

 

★「カナリヤ」

 

★音楽部 Drake「Falling Back」

 

さぁちょっとね、もうちょい続き話し…あんまり一気に話すとあとあと話すことなくなっちゃうのもね、あれなんですけど。

★部員メール

(数字が全角なことに意味はあるのか)

これはバランスかなぁ(笑)。

(タイトルの意味)

だから一応…(笑)そうね、ananか?”加藤シゲアキの解体新書みたいな本が出るよ”とかちょっとチラ見せしてましたけど、まさにターヘル・アナトミアですわ(笑)。僕のファンの人、去年宇多丸さんのラジオでターヘル・アナトミアって言ってからだと思うんですけどすごいターヘル・アナトミアがあいことばみたいになってるよね。解体新書のいわゆる原本というか原点。ターヘル・アナトミアですよ、まさに。だから過去現在未来、そういうわかりやすい三本立てみたいにはなってる。うん。

現在と未来、過去っていうのは多少ひとつになりがちですけど。これまでの作ってきた作品の音楽的な側面ももちろんですし、これまでの作品、どうして僕が書き、今こんなものをつくってきたかっていうところを、はじめましてだったんですけどね、一度ご縁のあるライターさんに、その辺もちょっとどこまで情報解禁になってるかわかんないんですけど。

でもすべて意味のある方にお願いしている、誰にインタビュアー務めてもらうかも僕が選んだし、ブックデザイナーの候補からも僕が選んだし、グラビアのディレクターも選んだし。共作の相手も選んだし。本当にすべて僕が選ばせて頂いたので。まさに責任編集ですよ。うまいこといかなかったら僕の責任なんですけど。それを取る覚悟でね。まぁすべての仕事にそう思ってますよ。”1と0”っていうのは10周年からきてるし、さっき言った短編が「渋谷と1と0」ということで僕はタイトルをつけたんですよ。まぁ”1と0”に込めた思いっていうのは、そこに一応書いたつもりだけど。なぜ”加藤シゲアキと10と”じゃないのか。ここは今からね皆さん想像してもらって。

 

これだけ読んでおきたいんだよなぁちょっとだけ。さくっと。

★部員メール(「三銃士」バックダンサー・みどころについて)

そうですね、大集会のときはまだ振付をする段階ではなかったっていうこともありますし、とにかく歌を届けようっていう。最初にまず歌だけ届けようってこともあった。「LOSER」は歌いあげることもあるし踊るっていうよりは、まぁ踊ってんだけどね、

なんかこう3人でパフォーマンスしようっていうことからNEWSね最近エモーショナルな楽曲が多いからあんまり踊らないっていうところもあって。「Reborn」もそうだったんだけど、「三銃士」もなんかちょっと踊りながら歌うってこともやっていきたいよなちゃんとっていう話から、振付をしたんですよね。

そういっても僕ら歌ってるからね。僕らまじで歌ってるから。なかなかダイナミックな動きが歌いながらだとできなくなっちゃうっていう、ちょっとそこは難しい。どっちを取るかってところはちょっとあって。それでダンサーさんをお願いしたいね、っていう3人で。ちょっとダイナミズムを入れようということで。なんかいろいろ来てたんですよ、「三銃士」なのに3人じゃないんですか?とか。そこらへんをどう、納得いかない!っていう方もいるんだなと思うんですけど。まぁそれは「三銃士」だから3人というか3人のある種分身ととらえてもらっていいし、”コロス”っていう技法、”コロス”っていうとすごいハードな怖い感じになるかもしんないけど(笑)、そういう方法が演劇にはずっとあって。そういうイメージかなぁって話は振付師としていました。

なんかね~それを気に食わないって方がいるのはいいんですよ、それはパフォーマンスだしそれこそさ、責任編集と一緒でさ、俺らフロント張ってるから責任は俺らにあると思うんだよね。それをご本人に言ってるって話はちらほら耳にしてですね。それはちょっとどうかなと。

言うと振付師の方に依頼してるのは僕らなんでね。振付師の方が勝手に、もちろんクリエイティブなものを作って下さったのも振付師の方ですけど、振付師の方から独断と偏見であぁしたよこうしたよって言ったわけではないし。納得できないときは僕らいつも言ってるし。たたかうじゃないけどこう、議論しながら納得するところの落としどころにいつもやってる、とても譲歩してくださる振付師のチームなので。なんだかそれを勘違いしてる方がちょっと多くてそれは残念だなと。文句があるというか、なんか気に食わないことがあるなら我々にまずは言ってほしいし、それをなんでダンサーつけたのかとか、そういうことを言われてもそれはそちらに言われてもお門違いな話なんでね。ちょっとこの辺の、それはリテラシーってことばで片付けたくはないですけど、ちょっと目に余る部分があるので。ここだけはちょっとお伝えしておこうかなと思いまして言わせてもらいました。それでNEWSのファンやめますって方がいてもしょうがないよそれは。こちらのやりたいことと思うところがズレてしまう、それはもうすまないってことしか言えないんだけど。

僕らは納得してるどころか満足してやってるから、何かあるときは我々に言ってくれていいし。それで僕らがどう思うか、こうするか、その先の話かなと思います。モノをつくるっつーのはそういうことなんでね。…ということだけはちょっとお伝えしときたいなと思いました。