もじおこ

備忘録 文字起こしときどきニュアンス 耳が悪くてごめんなさい

2022/6/26シゲ部(チュベ文庫表紙・スパイスカレーレシピ)

6月最後の放送です。先週になるのかな、15日にはNEWSのニューシングル出ましたけどね。明日はわたくしの作家のほうの『チュベローズで待ってる』の文庫本が発売されます、6月27日でございます。こちらのほうもCDと同じくらいの熱量で推していきたいなと思うんですけどね。

やっぱりチュベローズ出たときも文庫本になるの待ちたいですって人結構いたんでね。今回は本当にいろいろ収録してますし、解説も大森さんに書いて頂いたりとか、文庫本ならではのものがたくさん含まれていたりもしますし。デザインもね。

★部員メール(文庫本の表紙の経緯)

そうなんですよ、文庫本はデザインが変わるんですよ。単行本の表紙は写真で、あれはあれですごい好きだったんですけど。今回はイラストでどうでしょうと新潮さんと話になって。『オルタネート』の流れもあったりしなくはないんですけど。まぁ個人的にはね、あんまり具体的な人物描いたりするのは好きじゃないんですよ、本来。でも、チュベローズのときに表紙候補っていうのを探してきてくれるんですよ。いろんなイラストサイトがあるから、そういうところから引っ張ってくるんだと思うんですけど。探してくるんだと思うんです、いろんなアーティストを。で、いろいろ候補があった中で今回Nico-Tineさんという方にご依頼したんですけど。候補にありまして、その方の色っぽい絵は意外とこのチュベローズに合ってる気がすると思って。読んでるとこの人はこの人なんだろうなと思うイラストなんだけど、だとしても、あくまでイラストってこともあってイメージとはピッタリなデザインなんだけど、読んでてその人が思い起こされるってことはないかなと思ったりするくらい、デザインとしてよかったんですよ。すごい色っぽいデザインだし、カラーもビビットなカラーを背景にして頂いて。すごい丁寧にこうしますか、あれでいいですかっていうのを編集づてに頂いたので。すごく丁寧につくってくれてNico-Tineさんね。面識はないっていうか直接お会いはしてないですけど、本当に素敵なものを描いてくださって嬉しいなと思う限りです。

新潮社の文庫って、背表紙っていうかタイトルあるところね、角の細いところ、背表紙がはじめて文庫出す時だけ白なんですって。全員。新潮文庫最初の作品は必ず背表紙が白で、二発目から好きな色にしていいんですって。だから『オルタネート』ね、出すときはそこの色がつけることができる、みたいな。そこも選べるんですって。何色でもいいんだけど、名前順で並ぶから隣の人とは被ってはいけないっていうルールらしいんですよ。僕はまだ隣が誰か把握してないんですけど。それ以外だと何色でもいいって。へぇ~。で、だから結構選ぶの難しいねって話になって。好きな作家と同じ色にする人もいるし、みたいな。漱石と同じ背表紙の色にしましたとか。へぇ~そういうのもあるんだ、みたいな。まだ先の話ですけど、楽しみですよね。

その前に『オルタネート』の特装版いつだよ、みたいなね。もう注文はしたんですけど。いつになることやら、みたいな。とにかく『チュベローズ』デザイン本当いいですし、改稿してすごく良くなった、自信をもってこれ読んで!って言える作品になったので。ぜひ読んでほしい。もし単行本持ってる方いたら読み比べてもらったら、あぁこういうことが改稿なんだって思ってもらえる気がする。編集の人ってこういうことやってんだ、みたいな。僕は今回自分で編集になってやるみたいな感じだったから。編集の方はもちろんいるんですけど、最初に自分が編集の目で書きなおすっていうことをやったんでね。ぜひぜひ見てほしいですし、それに関連してインタビューや『波』とか『新潮』いろんなものもありますので。ぜひぜひそちらのほうもいろんなもの出てますので。こちらも見てほしいなと思います。道尾秀介さんとの対談とかもね、ありますんでね。そちらのほうとかもぜひぜひチェックして頂きたいなと思う次第でございます。

 

★「TOKYO SUMMER」

 

★音楽部  SPiCYSOL「LOUDER」

 

そうそう、ちょっとさすがにあんまり、でも言ったほうがいいんだよね。

★部員メール(『オルタネート』啓文堂書店小説大賞ノミネートおめでとうございます)

いや本当に本当に驚きですよ。啓文堂書店。ていうか2年近く経ってるから。なのであんまりもうさすがにと思ってたんですけど啓文堂書店小説大賞というものに候補に選んで頂きましてね、ありがとうございますと。ちょっと時間差が、ちょっと普通の大賞より遅めだからこそ、こういうことにノミネート頂いたんだなと本当嬉しい限りでございます。啓文堂書店はよく通っていたのでね、学生時代にも。大好きな書店のひとつでございますので、そういったところの大賞にまたノミネートして頂くというのは嬉しい限りでございます。もはやちょっと申し訳なくなるけど、でもこういうのも作品のためにもね、関わってくれた皆さんのためにもね、ちゃんと言葉にしたいなとも思いますし。啓文堂書店への感謝も込めて、ぜひぜひお近くに啓文堂がある方はねちょっと見に行ったりなんかしてもらえると(笑)。それくらいしかちょっと言えないですけどね。本当にありがたい限りです。ちょっとご報告でしたけどね。

 

さぁさぁさぁ何読もうかな~。そうっすね。まぁいろんな話あるんですけど。

★部員メール(「RiCE」連載・知らない食材やことばがたくさん出てくる)

アチャールは、そうか。僕はやっぱインドカレーをつくるようになって知ったっちゃ知ったから、確かに。もはや一般教養の気持ちでいたけど、そんなことないもんね。ベジブロスも結構前にこのラジオで話したことあったけど、なかなかそんなに浸透してないのかもね。

(ミックススパイスとスタータースパイスは別物ですか 分量教えて)

それははっきり言うけどね、分量は俺もわからん。もうだってあんときだってさ、4人前くらいでつくってる感じになってるけど、実際スタッフにもつくってたんですよね。だから15人前くらいつくったんです、結果。なんでそんな分量とかないから。こればっかりはカンなんですけど。ただ普通に、なんていうんだろう、考えてつくれば、カレーは常識的な範囲で多少の誤差が出ても基本的には失敗しないはずなんですよ。ただわかっとかなきゃいけないのは、スパイスカレーの話ばっかりあれですけど、スタータースパイスと、いわゆるパウダースパイスっていうかミックススパイスっていうか、2つがあるわけですよ。スタータースパイスっていうのはなにかっていうと、最初に、スタートだから。に入れるスパイスなんですよ。それに油を、香りを移すわけですよ。これをやるのと、途中で具にわかりやすく言うとカレー粉を絡めてつくる、カレーのスパイスは2回使うんですよ。何が違うのかっていうときに、スタータースパイスは全部種のままなんですよ。粉じゃなくて種のままなんですよ。ホールスパイスって言うんですけど。いわゆるクミンとかシードのまま、種のまま使うんですよ。で、このスタータースパイスは意外と思ってるより少な目(笑)。ちょっとだけ入れるっていう。にんにくひとかけって考えたらいいと思うんですけど。1人前でにんにくひとかけくらい、普通ににんにく入れる量って。それぐらいって感じでいいと思うんだけど。ひとつずつの種類。でもまぁ難しいね。にんにくひとかけ分ってイメージでつくってってもいいと思う。一人分がね。家族4人だったら四かけ分くらいのスタータースパイス。にんにくはそんなに入れなくてもいいんだけど。っていう感じと、スタータースパイスは思ったより少な目(笑)。

まぁ具入れてって肉とか入れたときにカレー粉入れるんですよ。それがミックススパイスなんですよ。ミックススパイスっていうのは粉なんですけど、僕とかはそのミックススパイス、ミックスされたものを自分でつくるんですけど。それはやっぱいきなりできないから、普通は。どんなくらいのバランスでいれるか。いわゆるカレー粉を自分でつくるっていう調合はそんな難しくないんだけど、やっぱ2回目で成功させたいんだったら、ある売り物のカレー粉を買ってきてつくったほうがいいと思うよ。これは僕は思ってるより多めでやる(笑)。

僕はレシピ通りにそもそもつくらないんだけど、カレーのレシピ見ても。でも、はじめてつくったときにカレーの香りが少ないっていうそういう品のいいカレーもあるんだけど、俺もがっつりカレー食べたいんだと。カレーの香りがすればするほどいい、みたいな感じでつくってるから僕は下手したらレシピに出てる倍くらいつくるんですけど。…みたいな感じでしか言えない。こんなね、カレーに何グラムとかないから(笑)。なんとなく小さじ1杯分とか、小さじ1/2がスタータースパイスのひとつずつくらいで。ひと種類ね。何入れるかはそんとき次第ですけどね。ミックススパイスは大さじ1杯分くらい僕は入れちゃうけど。これ多分ちょっと多いね。多いかなとは思うけど。やりながらね、これは覚えてくれよ。でも多すぎて取返しつかないことも多いから、はじめてはちょっと少な目で全部つくってって途中で足すほうがいいかもしれないね。スパイスカレーって難しくないんだけど、最初にどれくらいの量でやるかは確かにわかんないから。

でもあのカレーはね僕のつくったカレーで一番美味かったね(笑)。本当に。スタッフとかも食べてたんですけど。ヘアメイクとかも。いまだにやっぱ”いやぁ美味かったな~”とか言うから。いつでも僕はカレー屋さんになれると思ってますけどね。

 

★「Deeper&Deeper」