もじおこ

備忘録 文字起こしときどきニュアンス 耳が悪くてごめんなさい

2022/8/21シゲ部(最近面白かった本・カスタネット)

メール読みたいと思います。

★部員メール(持っている本で多いのは小説か・自己啓発本は読むか)

いやぁないかなぁ自己啓発系は。辞書はありますけどね、もちろん。辞書は結構ありますよ、いろいろ。一番多いのはやっぱり小説ですね。一応今日8月21日か、夏休みももうあとそんなにないかもしれないけど、新潮文庫でチュベローズもね。夏ということで新潮文庫の100選みたいなね、選んでもらったりしてますが。

僕も今本を結構コロナの療養もあって結構読めたのもあるし、「タイプライターズ」関連とか、まぁね「100分で名著」関連もそうですけど。あと直木賞関連で『スタッフロール』とか『爆弾』とかも読んだりしてましたね。受賞された窪さんのはまだ読めてないんですけどね、おめでとうございます、窪美澄さん。そうそう、そのときも俺療養中か。だから家で、どうなるのかなって気にしてたんですけど。おめでとうございます。窪さんは解説も、『傘をもたない蟻たちは』かな、解説書いてもらったりとか対談もしてますし。いつかぜひ取ってほしいと思っていた方なので自分のことのように嬉しいでございます。ただそっちは読めてなくて、呉さんの『爆弾』もすごく面白かったし、深緑さんの『スタッフロール』こちらも3DとアニメCGと造形とクリーチャーとかの映画の話なんですよ。映画の話だからすごい僕はめちゃくちゃ勉強になったし、面白かったし。映画好きな人にはぜひ薦めたいなと思う一冊でしたし、『爆弾』はザ・ミステリー、面白いミステリーで。そうなんですよ、すごい面白い作品多くて。

でも最近読んで一番面白かったのはちょっとジャンル違うんですけど、俺が好きすぎるってところもあるんですけど宇佐見りんさんの新刊が出たんですよ。『くるまの娘』っていう。まぁちょっと前なんですけど。まぁ短い、純文学的サイズ感というか。あまりよくないのかもしれないけど、その表現。そんなに長い作品ではないんですけど。なのですぐ読めたんですけど、『かか』とか『推し、燃ゆ』とかのね、宇佐見りんさんの最新刊。『くるまの娘』すっごい面白かった、というか泣けた。久々に小説読んで泣いた。苦しすぎて。

どういう話かっていうと、ある種家庭崩壊した家族の3きょうだい、兄と弟に挟まれた女性が主人公の話なんですけど。高校生の話ですよ、兄も弟も家を出て。お母さまがちょっと病気で倒れてから性格がちょっと変わってしまったり、介護しながらみたいな状態で本人もなかなか不登校気味みたいな。お父さまもなかなか大変な状況、みたいな。本当にもう散々な家族な人たちが父方の母の訃報を聞いて、3きょうだいが車でそこに向かいつつ、そこにきょうだいも集まってくるような、車で移動してね、お葬式に出席して、みたいな話なんですけど。

いやぁなんかね、泣けるポイントはみんな絶対ちがう作品なんですけど僕はもうラストが苦しすぎて。うまいんです、圧倒的に宇佐見りんさんうまいんですけど、本当すごい作家さんだと思うんですけど。そのリズムのよさとかうまさが最後まで持続して、ラストでしかもカタルシスまで生むというね。いやぁ参ったなっていう、宇佐見りんさんの最新刊、素晴らしいですね。そういうエンタメ作品も、『チュベローズで待ってる』もいいですし。ぜひ『くるまの娘』も、みたいな。

でも本当に面白い作品ばかりで。今は僕は読み切れてないんですけどね、『地図と拳』という逆に650ページ弱ある作品に手出してますね。本当、最近ずっと本も読んでますけど、面白い作品ばかりで。ちょっといろんな本薦めたいなとは思うんですけど。ぜひぜひお時間ある方は、普段読まない方もいると思うんですけどね、ぜひ読書をしてはいかがでしょうか。

「タイプライターズ」でもね、恒川さんの作品もすごく面白かったですね。最新刊。昨日放送だったかな?すごく面白かった。『箱庭の巡礼者たち』こちらもおすすめです。普段本読みなれてない方、『夜市』の話もありましたけど、とかはいいと思いますね。恒川さんの作品。読みやすいと思います。児童文学的なアプローチすごい良かったですね。

 

★「ポリリズム

 

★音楽部 yonawo「tokyo feat. 鈴木真海子, Skaai」

 

さぁさぁ何を読みますかね。何を話しますかね。まずはシャイロック

★部員メール(井ノ原さんとのエピソードはあるか・まだ仕事隠してない?)

もうないっちゃないね。さすがに。まああるっちゃあるか、いやいつの話(笑)。いろんなこと、いろんなお仕事決まってはいるんですけど、まぁまぁここまで激ヤバプロジェクト系の発表は立て続きましたね。先々月、先月くらいからね。

結構前からシャイロックの話はしたんであれですけど、井ノ原さんにもスケジュールのことでちょっと迷惑かけたりしたんですけどとても優しく受け入れて下さって。楽しかったです。誕生日当日もドラマの撮影だったんですけど、井ノ原さんから素敵なお酒を頂きまして。バーでの撮影シーンがあったんでちょっとお酒の話なんかもしたので。僕も井ノ原さんに好きなジン、これ面白いっすよって薦めたりとかして。本当に井ノ原さんと共演するのが楽しみだったので、光栄でしたね。いろんな話も聞かせてもらいましたし。またどこかで共演したい大好きな先輩になりました。元々好きですけど、改めて大好きになりました。まだ先なんでね、そのあたりになったら話していきたいと思います。僕自身も全然どういう風に仕上がるのかはわかっていないので。ちょっとね、自分のお芝居がちょっと心配だったりしつつも、楽しみにしている状態ですかね。

やってるときは俺イケてるぜぃって気持ちもあるんだけど、小説だといつもあるんですけどね、校了って言って原稿全部入れて完全に終わり、誰も全員触れないっていって印刷所に入れる状況。校了してから本ができるまでって本来でいうと何もできないんで、無双状態、スケジュール的に言うと自由度は高いんですけど。一番メンタルがもってかれるっていうかね。まぁまぁそういう経験何回もしてるからメンタルも鍛えられて図太いんですけど、僕自身は。でもやっぱり今の『1と0と加藤シゲアキ』のショートフィルムね、めっちゃいいじゃん!とか思ってるけど、あれ?大丈夫かな?みたいな、そういうことばかり考えちゃうとか、これもっとあぁしとけばよかったなとか、後々出てくるは出てくるし。シャイロックもあのお芝居大丈夫だったかな、全力尽くしたけど大丈夫かなとかね。終わってから放送されるまでとか出版されるまでってのはなかなか気が気じゃないですし。もちろん『音楽』もそうでしたよ。どうですかね、楽しく聴いてもらえてると嬉しいですけどね。ただまぁまぁなんかそれこそスタッフとかね、はやめに聴いた人たちからはおおむね好評というか大絶賛なので、大丈夫かなと思ってるんですけどね、どうですかね。

厳しい意見もね、お待ちしておりますよ。読むかどうかは置いといてね、ここで。ラジオとして読むかは置いといて。やっぱ僕批評で学んできたわけじゃないですか。映画の批評っていうもので学んで作品の作り方ってことを自分なりに考えてきたから。なんかこう、厳しい意見とかは全然良くて。やっぱそれがカルチャーを成熟させていくと思ってるから、的を得た厳しい評論とかって結構嬉しかったりするんすよね。そういう意見もあるのか、勉強なりますとか。それで自分がどうするかってところも含めてね、カルチャーっていうのは成熟していくと思ってるんで全然、思いましたってものに関してはね。ただそのことばも評論されることがあるんだぜってことは。

でも今の人たちは評論も読まない人も多いだろうしね。僕ら世代がそんなに読んでたかっていうとそうでもないとは思うんですけど。何かを語るっつーのはすごく楽しくていいよね(笑)。好きなものについて語るっていいよね。うん。好きだから厳しく言うっていうのもいいよね、とかねちょっと思ったりなんかはします。僕自身がそうだからね。

 

さぁ続いて。ツアーグッズに関して。

★部員メール(カスタネットで自分たちも音楽を奏でる一人になれるのは嬉しい・コンサートで使うよね?)

そうそう、まずTシャツとかパーカーはまっすーが代表してプロデュースしてくれているという感じですね、基本的にいつも通りですね。僕らもどう思う?っていうのはありますけど。基本的はまっすーがやってくれて構わんよという状況で今回も素敵なグッズをメンバーが作ってくれたなと思っています。かっこいい、かわいいですよね。らしい。まっすーこの手にいっぱい入れるの好きだよね(笑)。かわいいですよね、音楽音楽音楽…Tシャツもシンプルですしね、今回。ぜひ着てもらえたら嬉しいなと思います。

カスタネットは割とメンバーに僕が推したところもあるんですけど。いろんな音楽キット詰め合わせにしようかとかね、そんな話もあったんですけど。僕はカスタネットが一番シンプルでいい楽器じゃない?とか言ったんですけど。なんか『音楽』っていうツアーになって、そういうちょっと面白グッズ一個くらいつくりたいねってところからカスタネットが一番現実的だったっていうところもあるんですけど。なんかすごいろんな人からカスタネットがトレンドに上がってるってこと言ってて。面白がってくれたなら嬉しいなと思いますし。ライブで使うかどうかはちょっとまだライブ始まるまでまだどうなるかわからないからあれですけど、もちろんありうるし買って頂いた方は、カスタネットちっちゃいサイズ感にしてあるからもしよかったら持ってきてもらえたらなとは思いますが。ちょっと予想よりも物流的な問題もあって届かないって方もいるんでね。それは本当申し訳ないんですけど、カスタネットなくてももちろん参加できるようにはなっております。絶対カスタネットない奴なんてみたいなライブには全然なってないんで(笑)。もしね、買ってくださった方はせっかくなら持ってきてくだされば嬉しいなと思いますし、手に入れられなかった・買わなかった方も全然手ぶらで来てもいいですからね、ライブなんてね別に。全然、全然全然って感じです。あるならもし持ってきてくださるとくらいの感じ。ないならダメなんてことは全然ないので。でも本当ちっちゃいんですよ、思ったよりも。普通のカスタネットより一回り小さいサイズになってるんで、あんまりかさばらないようになってるとは思うんですよね。

 

★「pink moon」