もじおこ

備忘録 文字起こしときどきニュアンス 耳が悪くてごめんなさい

2017/08/13シゲ部(又吉さん劇場感想)

★リスナーメール(タイプライターズ・『劇場』の感想)

タイプライターズは本当にいろんな作家さんとお話できるのが刺激的で。だからこそすごく怖いのは、作家の方ってすごく見透かしてそうじゃん、自分でいうのも何だけど。(笑)全部筒抜けで見られてそうな感じがある種怖いというか畏怖って感じですけど。でも本当に中村さんとは二度目ましてだったり、西さんは本当にかわいらしい人だったり、なおかつそこで言葉がグっと、鋭いというかさっぱりしているというかそこがよくて。よく笑う方で、又吉さん含む3人を見てるだけで僕も十分って感じなんですけど、そこに参加させてもらう形で。タイプライターズは本当いいですよ。あった後に自分の作品のスタイルというか気を抜いちゃいけないなという気持ちにさせられることもあって。本当にいつも楽しいんですけど。

帯は断ってたんですよ。そんなに僕のところまでオファーがないんですけど。いやぁちょっとね、生意気だよね、って断ってたんですけど、初帯書かせてもらったんですけど。僕はああいうのしか出せないんだよね。自分のいうのもなんだけど、うまいこと言いたくなっちゃうっていうかね。そういうふうにしかアプローチできないっていうかね。ちょっとだから推薦部っていうのはすごい難しいと思いましたけど。面白かったですね、あぁやって3人で並んで書くっていうのは。

『劇場』ね。タイプライターズもあってなかなか感想も言えなかったんだけど。最高ですよね。僕大好きで。『火花』も好きだったんですけど。『劇場』はもっと深いところにある関係、、、ちがうなぁ。あの中でも話あったけど、永田っていうのが嫌な奴の一人称っていうのが少し不思議なアプローチだったなって思うんですよね。『劇場』が一作目で『火花』みたいに前回の神谷みたいな人を、ちょっとおかしい人を平凡な目線で書く、みたいな。自分と比較しながら、あこがれだったり嫉妬だったりを書くっていうアプローチになるってのも書き手としてもわかるのでちょっと意外だったなと、あのとき中村さんの指摘でわかったんですけど。話としてすごく面白いし、あぁいう話を面白く書けるって本当に筆力がある方ですよね又吉さんは。あぁもうやだな~うまいな~みたいな(笑)上手すぎて悔しいとすら思わない(笑)おもしろすぎて読んでて苦しくなっちゃうね。

僕は新潮で読んでたんです、早めに読もうと思って。ちょうどライブ中で、名古屋だったかな。自分も原稿書かなきゃいけなくて『劇場』読みつつこもりーの、名古屋行く新幹線の中で読んでたんだけどね、もうなんかまじか!みたいな。立っちゃったもんね、まじかよって。なんかこの感覚をことばにすることは絶対できなくて。ことばにできないから本を読むんですよね。この感覚はやっぱ本に没入していかなきゃいけないなと思うんですけどね。体験できない、本を読む面白さっていうものがよりわかる体験だったな。そのときの帯がまたよかったなっていう記憶があるんですけど。最低だなと思いながらも共感していたりして。そんな自分にこわくなるっていうのよくわかるね。本当そういう感覚だったなぁと。またあの女の子もかわいらしくてね。最初読んだときこれを恋愛小説っていうくくりにするのどうなんだろうって思ったんだけど、やっぱり恋愛小説なのかなぁって思って。なんかやっぱりいとおしくなるんだよね、みんなのことが。苦しいんだけどいとおしいっていうあの感覚はとてもいい、心地のいい時間でやっぱり思い当たる節があるのかね。自分はそんなひどいやつじゃないと思ってるんだけど、でもなんかそういう部分ってあるんだよね。むしろ永田みたいになりたくないから頑張ってるだけで、頑張らなくなったらこうなれる気がする(笑)ほんとに思うところはいっぱいあるんですけど、やっぱり僕は又吉さんのファンだなって思いました。

 

★リスナーメール(結婚したくないというシゲに娘がショックを受けてます)

ギャグだからなぁ(笑)7歳の子になんて説明していいかわかんないけど(笑)なんかごめんね、うん(笑)でも今、結婚して~!っていうふうにいくわけにもいかないし。結婚したくないって本気で思ってるわけじゃないよ~っていうことを言えばいいのかな?(笑)それもでもどうなんだ、テレビ的にっていう。むずかしいな!

これからもシゲのことを好きでいてほしいよ!ふふふ(笑)おもしろいな、ネットニュースになっちゃってたからね。もっとまじめなことだって言ってるんだよ俺!ほんとにもう、はぁ(笑)