もじおこ

備忘録 文字起こしときどきニュアンス 耳が悪くてごめんなさい

2020/02/16シゲ部(スティード書籍化の話)

★リスナーメール(EPCOTIA ENCOREでファンになった方からのメール)

ありがとうございます、嬉しい限りですね。こういうことがあるならライブDVDにすることが大事なんだなと改めて思ったりします。

(カカオが涙が出るほどよかったというメール)

長く続けてきたからこそできるというか、10代の時に作ったソロ曲をセルフカバーするという、こういろいろ自分で作ってきてよかったなと。作んなくてもできるんでしょうけど、自分の作品を好きにしていいというか、誰かから作ってもらった楽曲だとあんまりいじったりすると悪いかななんて思うんだけど、自分で作ったソロだからめちゃくちゃにしても別に、みたいな。そんな感じでやれるので。最近の発見ではありましたが。たくさんの反響をありがとうございました。

 

★リスナーメール(スティード書籍化・創作小説とエッセイの違い)

今回挿絵にも写真をたくさん使ってもらいました。という流れから表紙・裏表紙まで、僕の写真を使ってくれましたね。今回撮り下ろしたというわけではありません。今まで僕が撮りためてきたものをもしよかったら使ってくださーいみたいな感じで、中に写真を入れたりするかもしれないというところからお渡ししたところ、それをぜひ使いたいと言ってくれたわけで。僕も自分の作品を書籍の何かに使うというのは一つの夢でもあったのでなかなか小説でそれはできないんだけど、エッセイだからこそできると思うととても嬉しかったですね。なのでもしかしたら既出のものもあるので、僕のことを長く見てきた方は見たことある写真が中に入ってるかもね。とも思うんですけどとてもかっこいいカバーになりそうですね。ようやくそういった部分が見えてきましたけど。なかなかいいのではと思っております!

そして筆の進み具合か。でもやっぱりアプローチは全然違いますね。自分の話をするし実際に起きたことをするので。逆に言えばフィクションだとなんでもありなんだけど、エッセイだとそういうわけにはいかないし、原稿用紙10枚から12枚くらいだったんですけど今回ね、文字数も結構厳しいんですよ。文芸誌に載せてたので。そういった部分で展開なんかも工夫を凝らしつつ毎回書いておりました。筆の進み具合は遅くなるってことはないんだけどやっぱりアプローチが違う分まぁ脳みそがちょっと違う感じはしましたね。フィクションだと他者に寄り添うというか他者を描くということ、内面が反映されることはあるかもしれないけど、エッセイは自分から通して、自分で、自分の言葉なのでそういった部分でより赤裸々になるかなぁと思います。それをさらけ出そうと思って書いてたわけじゃないけど、自分とどうしても向き合ってしまうという部分で非常に僕の内面が、だから読んだ方はすでにパイロット版で、取材する方なんかに配って感想を頂いたりするんですが、すごい僕の内面に迫る作品ですねということはよく言われるので、加藤シゲアキに興味のある方はぜひぜひ、楽しんでもらえるんじゃないかなと思いますし、中に入ってる短編・掌編も面白いと思います、とても。

キューバっていうのがTrip0になってて、なんで0かというとキューバの黎明っていう、キューバに寄稿したころは「できるならスティードで」っていう連載が始まってなかったんですよね。依頼がきたのでそれに寄稿してみたらぜひ連載でっていう話になって大阪という作品から連載がスタートしたわけですね。そういうこともあって今回本の中のはじまりなので微妙に書き直したりして、前半は直したりしてますので当時読んでた方も本になるとこういうふうになるんだと楽しんでもらえるかもしれませんしぜひぜひ。読んでなかった方でももちろんね、とっても流れのいいエッセイになってるんじゃないかなと。思っております。ぜひぜひ。おすすめでございます。