もじおこ

備忘録 文字起こしときどきニュアンス 耳が悪くてごめんなさい

2020/02/23シゲ部(スティード・Narrative制作秘話)

★部員メール(エッセイ集で大変だったこと)

つくる過程はあんまりちがくないかもね。ほとんど一緒ですね。できあがったものをまとめて、ということ。ただ今回読んでいただくとわかるんですけど掌編と書き下ろしのエッセイっていうもので、連載時のエッセイはひとつひとつ独立していたんですが、そういったものが入ることで点と点が線になるようなね。まぁそういうのをシゲシゲしいと言うんでしょう、人は(笑)つつみこむような、そういう作業はとても楽しい一方でまぁ大変ですよね。ちょうど金田一くらいのときに書いてたんで書き下ろしは金田一前とか、いや前じゃなかったな、結構いつもより今回はそのへんが早かったんですよ。連載の最後になりました浄土という最後より一か月前に、そのへんからはやめ早め早めに原稿を上げてちょっとペースアップして最後に掌編と短編書き下ろしを書かなきゃいけなかったので。この辺はとても大変なスピード感且つ金田一と一緒にやっていたので。金田一終わってすぐ書いたのかな、たしか。で書いて「NEWSな2人」とかのロケしてたのを覚えてますよ。っていうのと、アルバムね。言ってもいいでしょうと。ソロ。今回も。やっぱりNEVERLANDからやってきたので、今回も自分の作詞作曲でやったんですわ。このあたりの話もおいおいします、今日は。~今回そのアルバムの中にまたNEWS全員で作るようなものもあったりして非常に創作物が多かったということが大変でしたね。そしてまだ発表できないものもあったりする。ほんとにね、書き倒してるよね。これはもう大変って言いたくないんだけど、その割にはなんだかんだ映画も見たりとかね。スターウォーズもそうだけど、『パラサイト』も見たりしましたし。ライブもね、制作に携わる部分も多かったりしたので。絶賛そうですけどね。増田さんが忙しそうですからね、二人でいつもやってた部分も、よりだから増田さんから意見を聞いて僕が代表するってシーンもあるんで。もちろん全部ではないですけどね。まっすーがやってくれてる部分も多いですし今回も衣装をやってくれてますけど、なかなかそういった裏方業務が続いております。とはいえなんか自分で言うのも手前味噌ですけどひとつひとつ思う。本当に。スティードも素晴らしい本になりそうですよ。いよいよね。細かい中身のデザインとかもそうですけど決まってきて。僕自身もとても楽しみでございます。

 

★部員メール(シゲ部長ソロ曲について)

今回「Narrative」という曲でございます。今回いつもそういうこと多いんだけど、世界のときもそうだったんだけどアルバムのテーマが決まってタイトルは割とすぐ決まるんですよ。Narrativeの説明とても難しいんですけど、Narrativeを直訳すると物語という。STORYも物語で、Narrativeも物語。まぁ直訳すると日本語では同じですが微妙にニュアンスが違う。どう解釈するのかは調べてもらったほうがいいんだけど僕のあくまでイメージ、STORYってこう、ある種距離のあった、誰かの何か物語っていうことで、STORYってHISTORYからきているって話もありますけどね、歴史っていうところとか。そういった意味では、語り継がれるようなものがSTORYだと思うんです。完結している作品みたいなものもSTORYだよね。例えばじゃああなたの物語を語ってくださいっていう、例えば僕がこうこうこうして考えてて…っていうのは物語だとしてもSTORYよりかはNarrativeかなと思う。いわゆる一人称視点が強いっていうか、より特に小説とかでNarrative入ったな~とかって、例えばフィクション僕が書いてきた小説がSTORYとするとエッセイはNarrative的かもしれないし。主観ともいえるし、でもそれだけじゃないんだけどね。みたいなことなんです。(笑)ちょっとおもしろいかなと思って。STORYの中にNarrativeという曲が入るのは面白いし、じゃあそれでNarrativeっていう曲の中で僕が何を書いたかっていうと、それこそまさに物語を作る、表現する、その脳内であったりその作業であったり、イメージっていうものをある種メタ的に、書くっていう作業、自分にとっての執筆活動を歌にするという。ことばでいうと非常にわかりにくいし先に言っとくけど、俺のソロに期待しないでほしい(笑)今回もマックスシゲってるから(笑)というのも、わかりやすく作る気もあまりいつもないんだが、世界も僕の中ではとてもポップスにしましたよ。楽器もギター・弾き語り的だし、そういう意味ではわかりやすく作った世界だったんですが、どちらかというとあやめ的というか。そういう方向性に近い。NEVERLANDがあやめから始まったんでそこらへんに帰結するっていうか。この3部、あやめ・氷温・世界ってきてから、踏まえたすべてをつつみこむようなNarrativeになるはずです。細かい話は聴いてもらってからのほうがいいと思うし。ただそのうえで何を大事にしたかっていうととにかくNarrative、自分をNarrativeに表現していくわけだから、とにかく自分で作っていくっていう作業が今回大事かなと思っていて。徹底的に作るっていう。いつもも作ってるんだけど今回はデモをしっかり作って。打ち込み、それをやりながらエッセイ書いてたんです。それを思うとよくやったなと思うんですけど。結構1個1個の音選んでコード打ち込みビート作って、デモをしっかり作って。割とそのデモのイメージがプロデューサーに聴いてもらったら、いいんじゃないかと。これを大胆に変えるというかこれがベースでいいと思うというところで、結局それは自分しか作ってないのでそういう工程も含めて今回僕はアレンジも名前が入ってます。いつもの中西さん、ここまでやってくれてる中西さんの名前ももちろん入ってますが僕のデモの表現を採用してくれたということでアレンジに加藤シゲアキの名前も入っております。初編曲になるのかな。そういう意味では徹底的に頭の音づくりから参加させてもらったし、細かいところはまたおいおい聴いてもらってからでもいいんですけど。今回もコーラス録りに行ったりとか。非常に凝った、面白いものになってると思う。ただ、音楽としてわかりやすくはないし、難解だとも俺は思ってないけど、ほんとにシゲが独自のところいってるな、って(笑)あんまりだからソロを楽しみにしないほうがいいんじゃないかって僕はおもうんですけどね。ていうのも、やっぱりNEWSのアルバムだから。NEWSの曲が何より大事だし。そのほかにもいい曲いっぱいあるので。ソロはあくまでおまけだと僕は思っております。ライブで表現することになるでしょうし考えていろいろ作っております。そのへんはまぁツアー終わるまで言えない部分もあるかもしれないし、何はともあれ聴いてもらえたらなと。