3月に入りましたね。でも先週すでにね『六畳間のピアノマン』終わってましたけどようやく第1話の感想が届いたりしてるので時間ずれたりしてますけどね。今日はその話をしたいと思います。
その前に『モダンボーイズ』へのメッセージもたくさんきております、ありがとうございます。いよいよって言ってもあとひとつきか。稽古真っ最中でございますね。
★部員メール（『モダンボーイズ』楽しみです）
どれもこれもいろいろ慌ただしくて目まぐるしい日々でございますし、正直『モダンボーイズ』もとても挑戦が多い舞台です。今までやってきた経験で、そういうこともないんだけどどれも経験、挑戦なんだけど、今まで培ってきた経験だけではこなせないというところで僕自身不安もね、あるというか。そういう意味ではすごくやりがいがあるというか。すごく奮起してますよ、どういう舞台になるか。
ただ観た方がエンタテインメントの力を、エンタテインメントを観ながらその奥のエンタテインメントの力を感じるという、レイヤー構造、メタ的な構造になってるので。そういうちょっと現実と非現実がごっちゃになるような、且つタイムスリップするような面白さを感じて頂けるんじゃないかなと思います。その方たちの熱狂とか楽しさ、レビューに生きるキャスト達のもあるんだけど一方で苦しい部分もかなり詰まってる、シンプルに笑えるや泣けるっていう話ではない、奥行のある物語だなと演じながら、台本を読みながら感じている日々でございます。
毎度言ってますが、もうチケットの結果出てるとは思いますが、観られる方は気を付けてほしいですし、チケット取れたけどやっぱりって方の気持ちもわかるので、くれぐれも皆さんご無理なく楽しんで頂けたらと思います。
★リクエスト曲「touch」
★音楽部 Crumb「Locket」
いろんなところで会う人、音楽好きみたいな人とね会うと”最近なに聴いてんの？”つって情報収集したりする機会が多いんですけど。そこで教えてもらったバンドを今日はかけたいと思います。最近リリースものではないんですが、Crumbというバンドでございます。Crumbはブルックリンの4人組のバンドですね。ソフトサイケバンドと。知ってる人は知ってるんだろうね、5年前か、2016年にリリースした楽曲が1300万再生、「Locket」という曲です、今日その曲をかけたいと思いますが。今もっと進んでるかもね。これ結構前の記事で1300万再生なので。
ソフトサイケっていうと、確かにちょっと懐かしいサウンド感ではあるんだけど、今このリリースから5年経ったいま聴いてもすごい、かっこいい楽曲です。今すっごい、2500万再生だ。すごいね。いまだに増えてるというか。とてもかっこいいバンドでございます。まぁその後にもね『JINX』っていうアルバムを出されていたりしてすごいかっこいいんだけど、僕がちょっと想起したのは Khruangbinっていうね、バンドだったりするんですけど。ちょっとオリエンタルな毛色、感触のする楽曲でしたけど、こっちはソフトサイケって意味でちょっと通ずる部分もあるんですけど、そのシンセのサウンド感であったりボーカルのちょっとローファイの感じ、全体的にローファイな感じがいいなっていう。心地よいバンドでございます。他の楽曲もかっこいいんだけどやっぱりここはまずそのね、代表作を聴いてほしいなと思います。というわけで聴いてください。
『六畳間のピアノマン』の話したいと思います。主に第1話というか、第1話のものしか届いてないんですけど。まぁまぁ、というのも第1話が割とメインで出演させてもらったってこともあるんですけど。
やっぱり話…割と希望あるよって言ってたんですけど、ラストまで観た方はそういうメッセージも伝わったかと思うんですけど、こう途中の、物語があまりにも…なんていうんですかね、苦しいというかね、しんどい…って思った方も多そうでですね、やっぱり胸が痛いっていうところとか、割と経験した、ここまでじゃないけど似ているという感触をした方が多いんだなぁというところもあって、それもそれでとても現実、ありえねぇよ！って言えない現実が怖いなぁとも思ったりするんですけど。なので皆さん自身の経験を踏まえたメールをたくさんくださいました。
★部員メール（”3年の呪い”）
素敵なメッセージ頂きましたね。本当にこういったメッセージたくさんきたんですよ。これね、反省したというかね。”3年の呪い”って言ってるけど、僕もいろんな人に”3年は続けないと”って言ってきた(笑)。ていうか自分にそれを言い聞かせてきたし。それはこういった状況じゃないんだけどね。つらいことがあっても我慢しろって意味ではなくて。
僕の場合は何かこう、手に職を付けたいって人の場合だったんだけどね。というのも、本書いたときに、やっぱり本書くって結構体力がいるんですよね、一回やってまぁいいやって思う人がたくさんいるんだと思うし。それは本に限らずすべての趣味を、いろんなものを深くやってるね、長いねって言われるんだけど。僕の中ではどれも浅いなって感じはあるんだけど、それでも続けることが大事だっていうことをすごく思ってるんですよ。うーん、結局『オルタネート』が盛り上がったのも続けてきたからだし、応援してくれる人が増えたのも続けてきた姿を見てくれたからだろうなとは思ってるんですけど。
やっぱそう、どんなものも始めたら3年やんなきゃなと。DTMも、もういいやって思わずに3年はやろうって思ってるし。基本的にはどんなものも3年間はやろう、その先に見えるものがある。それはだから飽きてきたとか壁が見えたときにブレイクスルーする日が出てこないからと思って3年って言ってるんだけど。組織にいて3年とか、苦しい環境にいても3年とかっていうのは違うのかもなぁ。というよりもこう、心が、3年間楽しめないものは向いてないってことなのかもねー。向いてないって言ったらあれかもしれないけど。でも耐えた先にあるってことはないんだなっていうか、ないわけじゃないけどその途中で挫折しちゃうんだったら元も子もないっていうことだと思うんだよね。だから時間とか人それぞれのペースで進んでいるわけだし、3年とかって後輩にアドバイスしたことあったけど、なんかそうじゃなかったかな～なんて思って反省しましたね。
まぁ本当にどちらかというと自分の気持ちを大事にするっていうこととかが何よりだと思うんですよね。だからこう、誰かに言われたからとかそういうものだからとか、先輩はそうしてきたからっていうことじゃなくて、自分は今こうでつらい、ってことが冷静に思えていればいいよね。ただ冷静に思えないよね、つらいときは。いやぁまぁちょっとね4月から新しい環境にいく人も多いと思うので、くれぐれも無理しないでほしいっていうところはこのドラマやると尚更思いますね。
★部員メール（自分の居場所を変える難しさ）
自分の居場所ね。ありがたいことに居場所ってものをファンの方につくってもらってるからね。そういう風にここではない、ってところ？居場所なのかなぁ、居場所かぁ。でもそれをやらなきゃ死ぬなぁみたいなことってあるよね。衣食住ももちろんなんだけど、もうもはやこれ書かないと死ぬんだな、みたいな。っていうのってあるっていうか。実際書き始めたときも死にそうなんだけど(笑)なんだけど、書いてないほうがもっと死にそうってことってあると思うんだよね。だからその心の豊かさみたいな、お仕事ってさ、僕らはあんまりそういうスケジュールじゃないけど9時5時とかで働いててさ、9時5時で帰れてる人はいいよね。もっと長くやってて毎朝楽しくない仕事を朝から夜までやってたら同じようにきっとつらいだろうなと思う。仕方ないって思うことも往々にしてあると思うんだけど。
でも今だからさっきのメールでも思い出しましたけど、こう、今TBSで長瀬君がやってるドラマで『俺の話は長い』もまさに介護の話で。まぁあれはかなりコミカルに、でもプロレスやらないと死ぬんだよね。そういうなんか、でも能も大事にしていてってところですごい、むしろ器用に生きてるけど、そこでいるみんなは本当に今を必死に、デリバリーしたりなんだりってところで。あの中でも「逃げていいよ」って書いてあったね4話で。あのメッセージが、何に縛られて生きていくのかっていうこと、縛られていく中で何を選択するのかっていうところね。でも居場所を変えるってことはとても勇気がいるだろうね。難しい、簡単ではないよなと思うけれど、その楽しむ能力があればいいよね。会社ってそうではないんだなって演じれば演じるほど思いましたね。なんかこう、どうなんだろ、こんなラジオでいいのかな(笑)
でもすごく、たくさんメッセージきて。いつもより熱量の多い、ドラマ出演でここまで熱量の多いものは結構久しぶりだった気がしますね。関西弁のメールも、すごい良かったって人もいればちょっと違うなって言ってる人もいたけど(笑)なんかなるほど、おもしろいなと思って。指導の方は京都寄りですね、なんて言ってたけど。枚方の方って割とはんなり系の方言の指導でしたね、たしかに。ていうのもあるし、大阪のドラマってことを強調するために割と大きく関西弁をやっていたところもあるなと思うんですが、楽しんでくれた方もいたみたいでよかったです(笑)方言の指導も初めてだったので、そうですね、自分の中途半端な関西弁にこんなに引っ張られるとはと思いましたけど。楽しかったですね、非常に。勉強になりました。
※誤『俺の話は長い』→正『俺の家の話』言い誤りで2021/03/28オンエアで訂正されています。
★リクエスト曲「Perfect Lover」
