もじおこ

備忘録 文字起こしときどきニュアンス 耳が悪くてごめんなさい

2021/4/4シゲ部(執筆に役立つ経験・石岡瑛子展)

4月になりました~。読みたいと思います。

★部員メール(小学生の頃の経験で小説を書くために役立っていること)

どうでしょうね。とにかくいろんなことを経験するということだと思いますね。あとは、それをどうやって体験するかだと思うんだけどね。だから意外と僕もゲームとか好きだったけどね、アウトドアというか外での出会いとか、体験っていうのが本当はいいんだよ。この状況でなければね、絶賛してそれを勧めたいんだけど。基本的にはそう思ってる。

だから外で出会う人、見る事…っていうのも、僕がスティードでも書きましたけど、伊集院静先生とお会いしたときに”35歳まではとにかく旅をしなさい”と言われたわけですよね。それが結果的にやっぱり意味が分かる。旅に行くといろんなものを見たり感じたり、いろんな人と出会ったり、いろんな人のことを思ったりするから、やっぱりそれが血となり肉となり、というね。やっぱり小説って基本的には何人かの人物を書くわけだよね。そう思うといろんな人のことがわかるってわけではないけど、人のことを多少理解しようと思ってないとその人間を描くっていうことはとても難しい気がします。僕自身もまだまだそこ目指していきたいと思ってますしね。と思うけど、まぁね、このタイミングです、旅行けとは言えないからね。

書いてみるのもいいと思いますけどね。『タイプライターズ』に来るゲストの人とかさ、本当に小学生の頃から小説書いたりしてて、文字を書けば書くほど文章ってうまくなるってこともあると思う。うん。書かなきゃうまくならないってのもあるね。だからたくさん読んでたくさん書くっていうことは若いからっていう意味じゃなくてずっと必要だし。でも、本の外側に、読書の外側にいくことも大事かなぁと。矛盾するようなアドバイスで申し訳ないけどね。きっとわかる日が来ると思う。でもやっぱり読んでないと書けないからね。外ばっかに行ってもしょうがないし。たくさん本読んでたくさん外に出る。書も捨てず旅に出る(笑)。そういうことかなと思います。書を捨て旅に出よってそういう話ですけどね。

 

さぁさぁ桜もそろそろすっかり咲いているんじゃないですか?

吉川英治文学新人賞のお祝いでたくさん花をもらって。ある雑誌からは桜の盆栽っていうのかなぁ?ちっちゃい桜の木みたいなものももらって。それはまぁ枯れないっていうかさ。盆栽みたいなことだからさ、もらって水をあげてたら桜が咲きましてね。なかなか桜を見に行くのもままならないけど、家の中に桜が咲くっていうのも、これはこれですごいいいなと思いますね。年々年々植物の良さというかね。だから最近は家の中に桜が咲いてほっこりしていたりしますが。

 

★リクエスト曲「AVALON

 

★音楽部 Tyler, The CreatorTell Me How

3月5日に発売というか、リリースというか。一回かけてますからね、Tyler, The Creatorの説明はもういいと思いますけどね。Tyler, The Creatorはやっぱりすごいですよね。本人の過去はいろいろとね、問題があったわけですが。でも音楽つくるそのなんていうか、才能ってことばでまとめたくないんだけど、嗅覚っていうかアンテナっていうか着眼点っていうかやっぱすごいなぁと。めちゃくちゃ好きですね、Tyler, The Creator

今回「Tell Me How」という、これコカ・コーラのコマーシャルなんですけど。それもすごいおもしろいMVで。こう、踊りなんかもコミカルというかドラッキーな感じもするんだけどクセになる、非常にたまらない楽曲ですね。本当にこれ説明するのが難しいんだけど、遊び心溢れている楽しい楽曲ですよ。本当に今後どいういう作品を作るのか楽しみですしね。今年のグラミーはちょっとずつ日々観てるんですけど観きれてなくて。パフォーマンスも全部は観れてないんですけど。昨年のグラミー、ピンクの衣装の、かっこよかったですね~。めちゃくちゃ好きです、Tyler, The Creator。というわけで聴いてください。

 

さぁさぁさぁどうしようかな~。久々でもないけど、これまで溜まったメールをランダムに抜くシリーズやるか。というのもね、こう、最近僕もねプライベートで話せることがあんまりない、仕事しかしてないし。ちょっとこう、おめでとうメールでメールも質問があんまりなかったということもあって。ちょっとこれまで溜めてたいつかは読もうシリーズから。いきますよ。

こちらは昨年の9月のメールです。

お、いいね、こういうのも取ってんだね、自分。

★部員メール(「クローバー」は私にとって特別な曲です)

嬉しいメッセージですね。(リスナー)さん、もう高校2年生になってる、なったんじゃない?4月で。なったね。今もそう思ってくれてると嬉しいなと思います。本当に最近、ネタバレになるっちゃなるけど「クローバー」を聴く機会、歌う機会というか、あるんですけど。やっぱりいい、すごいいい試みだったなと思いますね。ちょっと自分の作った歌詞にも励まされるところはありますね、時々あるんだけどね。「世界」とかもそうなんだけど。あんまり自分の作った曲とか聴かないんだけど、時々聴くとね、ぐっとくるなぁと思いますよ。

 

★部員メール(最近トレーニングはどんなことをしていますか?)

最近は走れてないんですよ。走りたかったんだけど忙しくて走る時間もなかった。昨年の、僕がコロナにかかってから走れてないんです、実は。その前は結構走ってたんですけどね。そうなんですよ、走りたくてうずうずしてるのですけどね。最近は、なんていんですかね、キックボクシングはずっと続けてるんですけど、それでもなかなか行けなかったりだとか、最近はストレッチのほうをよくやってる。

それは舞台の、いつもそうなんですけど、役が決まった時になんとなくそのキャラクターの姿勢をイメージするんですよ。猫背だったり、胸張ってたり、みたいな。今回もそういうイメージがいくつかあって、ちょっとこういうところでとか、まぁライブ中だとこういうところでちょっと足上げたいんだけど、みたいな、もうちょっとどうにかならないですかねぇ?とトレーナーに相談することが多いですね、最近は。

あとは時間がなくてなかなかジム行けなかったりするんで、そういうときは稽古中って毎日ストレッチするんですけど、そのついでに軽く筋トレ、自重ですけどね。筋トレしたりスクワットしたり、腕立てしたり。あとあれですね、コロコロ。まっすーもよくやってると思うんだけど。最近もやってるのかな?やっぱコロコロが一番自重で負荷が強いって感じがしますし、まぁ本当あれでも筋肉がない人がやると本当危ないんで、人には勧めないんですけど。勧めないっていうのは無理しないで、って意味でね。膝ついてやって全然いいと思ってるんですけど。僕はもう、立って数回やるって感じ。数回で結構がっと筋肉が収縮するんで、かなり負荷がかかるんで。だいたい僕も最近は稽古場ではそれやってるって感じかな。自分で筋トレするときはコロコロを基本メニューに入れるようにしてますね。コロコロってわかるかな?両手でね、車輪みたいなやつですよ。最近はそんな感じ。またライブが始まって変わってるかもしんないけど。そんな感じっすね。

 

★部員メール(印象に残っている美術作品はありますか?)

うーん、めちゃくちゃ浮かぶ。最近一番よかったのは、石岡瑛子さんですね。石岡瑛子展があったんですよ。これはすごかったっすね。

石岡瑛子さんはアートディレクターですね。で、1938年生まれの方で、2012年に亡くなられてるんですけど、晩年はコスチュームデザインにすごく力を入れられてましたね。有名なところでいくと、2008年の北京オリンピックの開会式などのコスチューム、衣装デザインやってたりします。あとはあれですよ、最近の白雪姫とかディズニーも結構やっていたりします。『白雪姫と鏡の女王』とか僕が一番それもだったのか!と思ったのは『ドラキュラ』。昔「ヴァンパイアはかく語りき」書いたときに観たりしたんですけど、すごいあのときやっぱり印象的だったのは衣装だったので、これ日本人だったんだ、っていうのを今回知ったんですけど。

石岡瑛子展、すごかったですね。というのも僕自身は勝手に遠い印象がないというか。いろんな話を聞く機会が多かったのは、石岡さんの説明をしないとあれなんですけど。石岡さんはもともと資生堂グラフィックデザインなどをやられていたんですよね。前田美波里さんの、見たらわかると思う、若い人でも。印象的な日焼けしてる外でのポスターですよね、前田美波里さんの石岡瑛子さんのポスターとか有名だと思うんですけど。その後独立されてからはパルコのデザインや今は東急なんかのロゴもそうですよね。本当数えきれないくらいあると思うんですよ。マイルス・デイヴィスのアルバム『TUTU』のデザインとかね。すごいよ、本当にすごい。

やってきた功績がすごいんですけど、その作品がある意味なんていうんですかね、カタチは違うわけですよね、ジャケットのデザインであったりポスターであったり、僕も不定期連載をやらせて頂いていた『野生時代』という文芸誌ね、カドカワの。その表紙のデザインとかもやられていたりとか。それこそ沢田研二さんのポスターとかもね、いや本当たくさんのことをやられてた方なんですけど。すごい展覧会で、カタチは違うけどそれぞれに熱量を感じる、でもいろんなことやってるんですよね。本当にね、なんとも言えない。でも図録とか出てる、もう発売したと思うんで、気になる方はぜひ見てほしい。すごい。すごかった。

あと、グラフィックデザインなんで校正の写真の赤字、校正があるんですけど。まぁ細かくてね、指定が。いやぁすごいなと思った。正直ね、まわりにいた編集の人たちはかなり困ったと思うんですよ、印刷所の人とかも。でもやっぱりそれやって、あぁいったすごい作品がうまれてきたんだなと思うと、やっぱり嫌われる必要はないけど相手にこれ以上やったら失礼かなとか、そういう遠慮はいらないなと思った、クリエイティブにね。うん。やっぱ思いましたね。すごかったね、石岡瑛子展は。今年の始めのほうでしたけど、やっぱ結構印象的でしたね。

それを勧めてくれたのはいつもNEWSのジャケットをやってるデザイナーの方に勧められて行ったんですけど。その人と会えた時にも直接話せたし、そしたらそれにカメラマンの方も、木村ヒロさんね、木村さんも行ってて。みんなやっぱそういう感度が高いって言葉は好きじゃないけど、いろんな意識、いろんなものにアンテナ張ってる方たちは石岡瑛子展からなにかすごいエネルギーをもらってましたね。まぁ僕も含めて、やっぱりどこそこで石岡瑛子展の話がなされてましたね、この三か月くらい。いやでもそれくらいすごかった。どんな人でも楽しめる展覧会だったなと思う。

こんな話でいいかな?ほかにもいっぱいあるんだよ。だけど今、石岡瑛子展の話だけでいっちまったよ。全然メールを読み切れなかったね、今週も。(笑)まぁあとは僕の場合は浮世絵とかもね、よく展覧会も行ってますし。昨年の『六畳間のピアノマン』の時は休みの日には向こうでたまたまやってたバンクシー展行ったりとか。なにかと展覧会は大好きで足運んでますね。とはいえね、行けてないもののほうが多いんですけどね。ただちょっと19世紀から20世紀のフランス絵画って言われると、パリのオセローがよかったなとか思ったりは、今思い出したけどね。いや、数えきれない。でもいいメールですね、こんな話は大好きです。

 

★リクエスト曲「さくらガール」