もじおこ

備忘録 文字起こしときどきニュアンス 耳が悪くてごめんなさい

2021/11/28シゲ部(DUNE・いのち知らず)

★リスナーメール(『二月の勝者』どんな展開になるか楽しみです)

ありがとうございます。すっかりストーカーキャラ、先にね、僕が割と”ストーカー役です”みたいなこと言ってたから尚更、皆さんもストーカー、ストーカーと、原作者の高瀬さんもストーカーストーカーと(笑)言ってくださるというのも変ですけどね。まぁストーカーだもんね、本当に。やっぱりちょっと異常なくらいつけてますし、あの辺は本当ドラマというか、急に現れて急に話しかけて異常な執着をしているっていうね。でも本当にその少ないシーンの中で語られないでも灰谷っていう者がこのドラマのエッセンスとかスパイスになっていればいいなぁと思ってね、演じさせてもらってるんですけど。

だから基本、今の放送されてる時点ではだいぶ変わってきてるかもしれないですけど、基本黙ってる黒木先生に話しかけてたからさ、序盤。なんか暖簾に腕押しというか。ひとりでずっと喋ってるじゃない?オンエア観てたら教員室とか、それは黒木先生じゃないけど、ボーリング場とかのシーンでみんなすごい楽しくやってて、うらやましいなみたいな。のびのびお芝居してて楽しそうだなみたいな。いいなぁこういうのやりてぇな~みたいな。(笑)最近ちょっと真面目っていうかさ、くせのあるキャラクターが、それはそれでありがたい、ずっとやりたかったことだからとても楽しいんだけど、きゃっきゃきゃっきゃやってるお芝居みたいなの久しくやってないなぁと。共演者ときゃっきゃきゃっきゃやってたらあれだけどさ、今井さんの感じとかね、楽しそうじゃないですか。池鉄さんの感じとか。教員室の桂先生とかね。いいなぁみたいな。ちょっと思ったりしますけどね。

 

★リスナーメール(灰谷先生の今後のうごきが気になるところです)

嬉しいですね。そうですね、灰谷と黒木の関係っていうのはいよいよ漫画からは離れてくるというか、オリジナルストーリーになっていくので。漫画のファンの方も楽しめたらいいなと思いますし、ドラマ観てから漫画見ても楽しめると思います。やっぱ漫画すごく面白いんでね。ぜひぜひどちらも楽しんでもらえたらなと思います。

 

★「ちいさなクリスマス」

 

★音楽部 Cody・Lee「異星人と熱帯夜」

こちらは5人組のロックバンドでございます。ジャパニーズバンドですね。よくCody・Leeも動画、Youtubeで結構流れてきてて。いつかかけたいなと思っていたんですけど。もうね、すっかり長いことかけれてなかったね。2018年からはねシングルリリースしておるわけですけど、昨年の12月に『生活のニュース』というアルバムを出して、それを聴けばどういうバンドなのか、ひとまずはわかると思うんですけど、本当にね、毎週いろんなアーティストにおんなじこと言ってるけどさ、幅が広いっていうね。先週のChilli Beans.にも言いましたけど、いろんなことができるっていうかさ、いろんなバンドで。それは音楽のDTM?の進化がすごいあると思うんだけど、使いやすさっていうかさ。誰でも音楽を作れる時代だからこそ、逆にその中でのアイディアが広がって閃いてってってなっていろんな方、特にそういう方が活躍できているんだと思うよ。

本当にマルチな、正直毎週ロックバンドですとかさR&BですとかSoulですとかカテゴライズを、人をわかりやすく言うためにするけど、本当にその部分のカテゴライズって野暮だなというか無粋だなとは思ってるわけですよ。本当にみんないろんなことをやってるし、それが本当にひとつひとつのカタチになっているし。本当にすごいバンドがたくさんいる時代で逆に大変だろうなと、抜きんでるのが大変なくらいみんな、群雄割拠のミュージシャンがね。それはミュージシャンだけじゃないのかもしれないけど、群雄割拠って感じですよね。

本当にパンクっぽい楽曲もあれば、ちょっとシティポップっぽい楽曲もあったりとか、本当にCody・Leeは特に精力的な感じがしますね。自主レーベルも立ち上げて。面白いバンドだなと思いますね。10月にも「LOVE SONG」って楽曲を出してですね、そちらもすごくいいんですけど、ちょっとラジオでかけるには5分半くらいあって、そういう曲かけたりするんですけど、今回はちょっとポップなほうにしようかなと思って、一つの前の「異星人と熱帯夜」という曲をかけようと思います。「LOVE SONG」もとてもいいんでね、ぜひ聴いてくださいね。「異星人と熱帯夜」はポップチューンですね、こちらはシティポップ寄りの。『サマーフィルムにのって』という映画のタイアップかな、たしかね。まぁ本当に面白いバンドです、また大好きなバンドと出会えて幸せだなあなんて思ったりしますが、はい。

 

これ、話しておこうかなと思って。ちょっと時間経っちゃって。見てって言いたいんだけどだいぶ劇場がね…『DUNE』の話ですね。

★リスナーメール(『DUNE』感想あればお聞きしたいです)

いやぁすごかったね。ちょっと観るのが遅れたのはどうしてもIMAXレーザーGTテクノロジーで観たかったので。IMAXレーザーGTテクノロジーっていうのは日本に2劇場しかないわけですよ、池袋と大阪。で、まぁちょっと『剣樹抄』と同時進行してる頃だったのでさすがにその頃は行けなくて。

でもドゥ二・ヴィルヌーヴは必ず行くんで。大好きな映画監督というか本当に世界でトップクラスな、本当にすごい映画監督だと。いっぱいいるんだけどね、そういう人、僕の中でね。でもドゥニ・ヴィルヌーヴにはずれなしというか。『メッセージ』ね。『プリズナーズ』も好きだったんですよね。『メッセージ』も含めてね、好きな作品だらけで本当にいつも面白いんですけど。まぁどういう監督かというと説明難しいところもあるんだけどね、本当にスケールの広い作品を撮れる監督で、これもいろんなところで言われてますけど、でも『DUNE』はそのいろんなもの撮ってるわけですよ。『複製された男』『プリズナーズ』本当にいろんなもの『ボーダーライン』ちょっとその頃まで違ったり割と現実的なものもあれば、『複製された男』はちょっとなんていうかSFというか所謂ドッペルゲンガーものだったりとか。で『メッセージ』っていうSFやって、『ブレードランナー』。『ブレードランナー』大丈夫?と思ったけど、おもしろかったですね。その中で『ブレードランナー』の高いハードルを越えられる監督ってことで『DUNE』もね。

『DUNE』はその前から決まってたそうなんですけど、いよいよ『DUNE』、誰もちゃんと成し遂げられなかった『DUNE』がここで。まぁいろいろあると思うんですけどね、僕『DUNE』の原作は読んでいないのでね。まぁ1965年のSF小説の金字塔、『DUNE』に影響受けてたくさんの作品が、『スターウォーズ』とかね、生まれたという。ジブリもそうですね、と言われてますけど。『エイリアン』だったりとかね。ホドロフスキーの『DUNE』っていう、これはこれで別の面白さがあるんですけど。いろんなことがね、デビットリンチが『DUNE』やったりとかね、それは世紀の珍品みたいな映画だったりとか。本当にいろんな方、テレビ版もあったりしますけど、やっぱりこう、実写化するには難しいっていうところがやっぱりあったはずなんですけど。ドゥニ・ヴィルヌーヴはやりたい、そしてやれた。ドゥ二・ヴィルヌーヴはやりたいって言って実現し、完成しっていう。

でも長い話なのでね、まだ、当然映画にするにはちょっとどこまで?みたいなところもあるんですけど、その途中で。『DUNE』成功しなかったらパート2ありえないんでね。つまり、発表になりましたけどね、パート2やるってのがね。再来年ですね。パート1が何とか成功したっていう。海外の興行では。なのに日本ではあまり入っていないという悲しい実情ですよね。ドゥニ・ヴィルヌーヴ知らなくてもいいけど、ティモシー・シャラメ主演だったら行くでしょ、みたいなさ。そこもあんまり多分さ、「ティモシー・シャラメ…?」みたいな人も多いんだろうね。これはなんかこう、由々しき事態だなと思いますし、まぁその、とにかくすごかった、本当にすごかった。

なんかね、世界で今一番美しい映画っていうのかな、なんていうのかなぁ、まぁパワフル、エネルギーのある最前線コレって感じだね。映画の最前線コレ!っていうところが。ストーリーも面白いんだけどね、なんていうのかなぁ…宇宙戦争…っていうとちょっとね。スペースオペラ、うーん。ちょっと違うかなぁ。でもちょっともしかして入口わかんなすぎて難しいって方もいるかもしれませんが、実際結構シンプルなね、とりあいだったりするんですよね、資本主義的なね。これはもうぜひ行ってほしい。まだちょっと観れてないですけどね『エターナルズ』も楽しみですけどね。

 

★リスナーメール(勝地涼さん舞台は観劇できましたか?)

そうですね、行きました僕も『いのち知らず』。最高でしたね、めちゃくちゃよかったですよ。結構事前に先に行った友達が”難解だ”って話をしてたんですけど、もちろん難解ではあるというか、わかりやすい話ではないですよ。というのも、全員信用できない登場人物なのでね。誰が本当のこと言ってるのかってこととか、真実を知りたい方、本当は何なのかってことを知りたい方は知ろうと思って観てたらそれは難しいと思う。そういう話じゃないね。でもいろんな想像の余地のある、不条理劇といっていいと思うんですけど、岩松了さんの”ザ”って感じかな、僕からするとね。

でもあれは本当に演じるのが難しいお芝居を僕の大親友の勝地涼が見事に演じていてちょっと感動しましたね。すごかった、本当に感動の言葉を届けましたけど、本当にすごかったし、最近は連絡取れてなかった、これをやってる間は連絡を取っちゃいけないかなと、気軽にね。と思ってたんですけど、それだけ彼の気合を感じる舞台でしたし、まぁちょっと東京公演は終わったと思うんですけどね、地方でもし観られる方は楽しみにしていてほしいなと思いましたね。でもやっぱり舞台のならではというのはこういうことだよなって思ったし、難解だって思った方たちは多分舞台をそんなに観てない方のほうが多いんだと思うんですよね。こういう舞台を楽しめるようになってくれると嬉しいなと思ったりね、おこがましいですけど、思ったりしました。

いろんな考え方がありますし、少し『染、色』もそうじゃない?実は、本当は何?っていう。本当ってのはさ、ないわけだよね。ないっていうか想像に任せる人、観た方にゆだねてる。だからこそ面白い、いろんな余地がある、だからあれどうなってるの?って一応ね、あれはキャスト勢はわかって演じてるの?って聞いてみたけど、やっぱりキャストの方たちもすべてを知ってないで演じてる。だからそれぞれの役の心理っていうのでやってるんですよね。なのにあぁいう、だからともいえるんだろうな、いや本当に素晴らしかったですし、なにか刺激を頂いたなと思います。

 

★「Running」