もじおこ

備忘録 文字起こしときどきニュアンス 耳が悪くてごめんなさい

2022/4/3シゲ部(『粛々と運針』・『染、色』戯曲)

さぁ4月となりました。来週から大阪公演、つまり来週の放送では『粛々と運針』がついにきちんと閉幕するということですねぇ。はい。そちら順調でしょうか?順調だったら何よりだなと(笑)。いつも僕が僕に送るタイムカプセル的なね。

で、大阪公演ね。4回、まぁもっとやりたかったよね、大阪公演ね~と思うんですが。なかなかまだ公演残ってますんでね、ネタバレ避けつつ、でも観たくなるような。

★部員メール(舞台監督3人の役割分担)

これはですね、違うんですよ。それはもちろん、舞台監督さん同士の役割っていうのは、僕ちょっとどういうふうに話し合っていたのか、すいません、これは運営側で僕も把握しきれてないんですけど。割と今回入れ替わりが激しかったというかね、おそらく皆さん本当に別の仕事がある中で来てくださったっていう方が多くて。そうそうそう。途中、何ていうんですかね、ずっと3人いるというよりかは期間分かれてるっていうような感じでしたが、その中でもメインの小林さんという方が一番最初に立ち上げかな?舞台監督としてやってくださいましたけど。

演出のほうも、演出助手、なんて言ってたのかな、友花さんという方はお芝居を観るための、お芝居としての助手という方もいらっしゃったりとか。普通は演出助手っていうのはいわゆるスケジュールであったり、その公演の仕切りであったり、っていうのをやる方がいるんですけど。その演出助手とは別に、演技の指導っていうんですかね?みたいな方がいて。純粋な感想を言ってもらう、みたいなとかね。まぁ最初の頃、結構いろんなことやるんですけど、いろんな舞台でもワークショップって言って直接舞台に立つ、立ち稽古する前に例えば今回やったのは、目を瞑って2人1組になって手をつないで歩く、とか。実はだから今回、あ、危ないな、これネタバレしそうだけど。今回それをやってワークショップから、逆に本編に採用された演出とかあったりとか。そういうのもあったりとかしますし。まぁそういう演出を友花さんがね、またやってくれたりとか。

本当にたぶんみんないろんなスケジュールの隙間を縫って今回の舞台に参加してくれたスタッフもたくさんいる中で、いろんな逆に言えばアイディアがそれこそ運針というか、編まれていって。でももちろん、最終ジャッジというか、割とタネとしてはウォーリーさんのずっと本当にどうなってんだっていう脳の中から作られていく演出、とかひびのさんの美術、本当にね、こんないろんなアイディアを一緒くたにできるのかって。いや自分だったら思っちゃうわけですよ。こうね、脚本とか書くときに想像するわけじゃないですか。いやぁこの情報量ってやるということは自分はきっと思いつかないだろうなって。本当すごいなっていう。

だからやっててすごい勉強にはなりましたね。あ、こんなやり方もあるんだなとか。ただ別にハッタリでやってるわけじゃなくて一個一個意味を持ってそういう美術であったり、展開であったりっていうことを演出側から、すごいよねぇ。だからいろんなコメントで”家族と宇宙の話”って言ってるけど、まじで家族と宇宙の話なんだもん、だって(笑)みたいな。普遍性っていうね、本当に。

公演終わってからもちょっとミーティングっていうとかっこいいけど、だらだらいろんな感想言い合って、今日はこうだったあぁだった、あそここうしちゃってよかったねとか、逆にごめんねとかいろんな話は毎回しつつっていうね。そういう時間を設けてリラックスタイムみたいな、やってたりしますけどね。そういうときに”加藤さんが座長だから”って言われるんでね。はい、そうですと(笑)。僕の座長としての力ですとは言っておきましたけど(笑)。

まぁね、冗談はさておき今週も30分お願いします。

 

★リクエスト曲「さくらガール」

 

★音楽部 Gentle Bones“Can We Have A Conversation?”」

まぁこれも僕がハートマーク付けてるプレイリストなんですけど。まぁかっこいい洋楽だな~なんて思って。で、あとあと調べるわけですよね。その聴いてるときはポンポンポンポン押してるんですけど、このラジオが近くなってくると、何話そうかななんてなってるときにそのアーティストのこと調べるんだけど。

そのアーティストの名前を先に言うとGentle Bonesって言うんですけど、知ってる人もいるのかね?僕は言っても日本とUKくらいの、メインの音楽になっちゃうというかさ、ディグるっていうことは興味があってもつかみどころがないというか、思ってたんですけど。そのGentle Bonesいいなと思ったら、実はシンガポールのアーティストで。しかもシンガポールで超人気なんだって。Gentle Bones。びっくりして。めちゃくちゃかっこいいんですよ。めちゃくちゃかっこいいし、超いいサウンドだし、でも洋楽聴いてるってよりは毎週僕がかけてるような音楽を聴いてる方はすごく耳なじみのよく、入ってくるサウンドなんですよ。でそれがチャートを席巻しているっていう話で。こういう音楽がチャート席巻するんだ、みたいな。しかも結構前からね。すごいなと思って。シンガポールの音楽、めちゃくちゃアツいんかもとか思って最近ちょっと興味を持ったりしてるんですけど、Gentle Bones。歌ももちろんいいですし、サウンドもね、グルーヴがとてもいいですね。きっと若くて、今20代後半かなぁ?先月28歳になられましてね。ほんとにすごいんですけど。2013年のリリースのとき、だから10年くらい前だよね、9年前?だから10代のときから激アツアーティストで(笑)。本当にかっこいいんすわ、これがね。アルバム自体は2枚目のアルバムなのかな。『B4NGER PROJECT』っていう。だったりもするんですけど、本当にどれもかっこよくてですね。

これをちゃんと評価してる、チャートにのるってことはみんなが評価してるっていう、そのリスナーがまたすごいななんて思ったりして、僕は。シンガポールの音楽ここからもっとすごくなっちゃったりして?みたいな、ちょっと興味が湧いております。すごいいい、まさに日曜日の夜、4月のね、ぴったりなんかなと思ったりしますので、聴いてください。

 

ちょっとさくさくいきたいね。いろんな話がくるんだけど。

★部員メール(『染、色』戯曲の文章構成は見やすくしているのか)

そうですね、いろいろちょっと話が出てきましたけど、まずは『染、色』に関してはですね、はじめて読む方というのは一般の方っていう意味ではなくて。僕が意識してたのは。瀬戸山さんとキャストとスタッフ。脚本ちょろちょろやったりするようになって、僕自身の経験からなんですけど、本の意図をすべて読むってやっぱり結構難しくて。そこを舞台で同じことを毎日やるからキャストや演出家がそこを掘り下げていけるのが楽しいことではあるんですけど。僕は自分が役者として未熟だと思ってるからかもしれないですけど、いろんな情報が先に欲しい。なるべく脚本家の考えたことを共有したいと思うんですよ。だからあとはそもそも演出の瀬戸山さんに”加藤さんが演出家として書いです、思い描いたものがあるなら全部書いてください”って言われてたのもあって。っていうのもあるし台本読んでるキャストがわくわくするものがいいし、役作りのヒントになるものはなるべく入れてあげようと思ったんで、とても細かいし。

描写もとてもわかりやすい描写だとふ~んって感じに読み過ごすのを何となくこう、みんながこう、ニュアンスを届けたかったんですけど。まぁあれが戯曲かって言われるともしかしたら違うってなるかもしれないよね。だから戯曲と思って書いてないところもあったしね。まぁ台詞がベースですけど、なんかこう、読み物として、それはfor関係者っていうかね。だからそのまま一般の方に読ませるのはちょっと照れくさい部分もあるし。普段、小説ではもうちょっと丁寧な表現をするところもあったんじゃないかななんて思いますけどね。

でもまぁまぁほんと割と忠実にやったってことかな(笑)。本当に言ってましたけどね、瀬戸山さんは(笑)。この台本やるんかい、みたいな。これを全部。でも瀬戸山さんも※※※(聞き取り×)な人なんでね。僕のお題を本当に叶えるっていう。料理のくだりの転換とか本当大変ですからね。あと風船とかね。ようやったな~って思いますけど。

でも本当、素晴らしいです。どんどんどんってドミノ倒しになるオープニングの終わりとか。本当に、僕は映像だったらできるんだけどあぁいうのって。演劇でこういうのやるのって難しいけど、演劇でガンガンってなって風船が割れたりするのってハッとするじゃないですか。っていうのはやりたかったんですよね。倒れたりっていうのは。なんか逆にそういうのが、本当に偶然性みたいなものが演劇でできたらすごい目の当たりにしてる感として食いつくなって思ったりもしたんですけど。そういう意味で丁寧に『染、色』の戯曲は書いていたりしましたね

『粛々と運針』のエピソード…まぁでも本当に毎回好き勝手動いてってやってるし、いまだに本番中でも毎回違う。僕が変えてるっていうのもあるんだけど、僕のせいでみんなを振り回してるのもあるんだけど。特に自由度の高い役ではあるので。どういうふうにアプローチするかっていう。もちろんその演劇とかはじめっていう役の中でやってるつもりですけど。いろいろとこう試しながらなんかより立体的な、お客さんに届くものをね。と、そのときうまれてきた感情みたいなものを大事にしてやるっていう。

こんな舞台はなかなかね、僕は今までぱちってしたものが続いてましたね、『モダンボーイズ』や『グリーンマイル』やら。『中の人』や『ビターオレンジ』は自分の演劇っていうからだにまだ間に合ってないっていう感じが今思えば。とても大好きで楽しかったけど、自分の至らなさはあったような気がします。だからとても演出は丁寧につけてくださいましたけど。だから逆に言えばこういう舞台の一番手というか主役、そういう部分を僕にオファーしてくれる信頼がね、ありがたいなと思いますね。し、信頼してもいいなと思ってくれることを積み重ねてきたんだな、俺みたいな(笑)。自分で言うとなんだけどね。まぁもっともっと良くなりたいなと思いますけど。信頼されてるのは嬉しいですけどね。

でも演劇って全員でつくるねって戯曲でも思うし、毎回このミーティングみたいなのでも皆でいろんな意見交換して、結局ひとつになったままをもっていくっていう。とても有意義な時間を過ごしておりますね。改めて好きだなと思いますね、舞台が。

 

★部員メール(革の特装本、どうなりましたか)

実はですね、今ようやく作りはじめました、特装本(笑)。ほんとにひとつき前くらいに特装本の、選ぶわけですよね、紙とかをね。なんでようやく、そういう段階に。ちょっとね、僕も忙しかったし新潮社さんとのスケジュールもなかなかつかなかったりしてようやく、特装本が今(笑)。でも今年中にはできあがると思いますけどね。どんだけ経つんだっていう。今ようやく革の特装本をつくりはじめてるような状態になっております。でも僕がもらえるのは2冊だけですからね。たしか全4冊つくって、決まってるみたいですけどね、行き先は。僕は2冊だけ頂くという感じなんですが。激レアな特装本ね。もちろんできあがったらお見せしたいなと思います。

 

★リクエスト曲「カナリア